教育課程とカリキュラム(2022年度入学生)

教育目標

英語のプロを育成

徹底したカリキュラムを効果的に学習することで、国際公用語である"英語"を自在に操る能力を育成します。コミュニケーションのツールとして、在学中に必要とされる英語運用能力の到達目標はTOEFL 550点(iBT80点)以上、TOEIC 730点以上とし、国際的な分野にも通用する"たしかな英語力"を養います。

英語 + α

学生のニーズにあわせ、「グローバル言語・文化コース」「国際関係・ビジネスコース」「英語&デジタルコース」「International and Global Studiesコース」の4コースを設定。単に英語を修得するだけでなく、外国語に関連するグローバルで専門性の高い教養を身につけます。英語やスペイン語で授業を行う科目も多数用意し、"外国語で学ぶ"教育にも力を入れています。また、他言語として世界15カ国語を開講。その他、教養科目も充実しています。国際社会に求められる知識を多方面から学習することで、卒業後の進路をみすえた"英語+α"の能力を養います。

※2023年度入学生より「英語&デジタルコース」を除いた3コース制になります

世界を舞台に学ぶ

本学の留学ネットワークは、世界55カ国・地域395大学にのぼり、さまざまな国で興味のある分野を学習することができます。海外へ派遣する学生数は例年約1,900人。目的に応じた多彩なプログラムを揃えています。学内で鍛えた語学力を海外でさらに磨き、異文化交流による幅広い国際観を身につけます。

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4年間の学びとキャリアイメージ

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4つのコース

※2023年度入学生より「英語&デジタルコース」を除いた3コース制になります

グローバル言語・文化コース

専攻言語(英語またはスペイン語)・日本語を中心に言語のしくみや理論、英語文学・スペイン語文学をはじめ、異なる国・地域の文化、民俗、歴史、宗教などを学びます。
英語やスペイン語の高度な運用能力と深い専門的な知識を生かし、異文化間交流に貢献する言語スペシャリストをめざします。

国際関係・ビジネスコース

現代の世界を政治・経済・経営の観点から分析し、理解するコースです。国際社会や政治が抱える諸問題を認識し、その解決方法を探求します。
同時に、経済・経営の理論を学び、世界の経済情勢について考察します。これらの知識を生かし、インターナショナルな舞台で活躍できる人材をめざします。

英語&デジタルコース

「情報は21世紀の石油」と言われ、IT・データ分析・ネット関連など、世界を結ぶデジタル技術は英語と不可分な関係にあります。
本コースではITリテラシーと、その理解に直結する英語を学びます。
またITやデータサイエンスが社会にもたらす可能性と課題についても考察し、高度なITリテラシーを有する英語コミュニケーターをめざします。

International and Global Studiesコース

英語圏の大学に準じた学習環境で、海外からの留学生と共に、国際関係、政治、社会、歴史、経済、ビジネスなどの幅広い分野をAll Englishで学びます。
高度な英語力および国際社会で通用する教養と異文化理解力を習得し、多様化する社会で活躍できる人材をめざします。

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カリキュラムの特徴

英語で学ぶ 生きた語学教育

英語学習の基礎となる4技能「読む、書く、聞く、話す」を育成するためのコア必修科目は、全クラスで少人数制を導入。1クラス25人程度を基本としています。さらに学習習熟度別にクラス編成を行い、学習効果の向上を図っています。

コア必修科目では、Content-based Approachという教授法を用いて幅広い教養と実践的な英語運用能力を養います。具体的には時事問題や環境問題、歴史、宗教、文学などの幅広い分野に関するニュース記事や論文、映像教材を使用します。

1年次で英語の基礎的な学力を身につけ、2・3年次でさらに実践的に学習することにより、高度な英語力の修得を目指します。

専門コースで学ぶ

※2023年度入学生より「英語&デジタルコース」を除いた3コース制になります

「グローバル言語・文化コース」「国際関係・ビジネスコース」「英語&デジタルコース」「International and Global Studiesコース」のコース選択については、入学時は仮登録とし、1年次終了時に各自の進路をみすえて1つのコースを選択します。2年次〜4年次にかけて、それぞれの学習目標に応じ、各コースの専門分野を学習します。

コースごとに"コース指定科目"を設けていますが、より多くの学生が幅広い教養を学習できるよう他コースの科目も履修可能としており、柔軟な履修環境を整えています。

4年次には、専門分野の集大成として、担当教員の指導を受けながら自ら研究を進める卒業研究Ⅰ・Ⅱを設定。各コースで学んだ教養の総仕上げとして位置付けています。

教養教育の充実

本学部で学べる分野は語学だけではありません。専門教育とは別に全学共通教育科目として、幅広い知識や教養を学ぶことができます。憲法・政治学・心理学・スポーツ健康科学などがあります。

これらの科目は、所属するコースにとらわれず、外国語学部の全ての学生が履修し学習することができます。

企業や官公庁での就労体験によるインターンシップや、社会貢献として大学外で行うボランティア活動などの実績を評価し、単位を認定する科目も全学共通教育科目として位置付けています。

科目の特性と単位制

各授業はセメスター制を採用しており、授業科目は春学期または秋学期の各学期をもって完結します。授業時間は1時限90分で、例えば4単位の講義科目であれば、90分の授業が週2回行われます。また、コア必修科目をはじめとする演習科目では、2単位で週2回の授業が行われ、単位の実質化を図っています。

  • コア必修科目 : 英語の基礎となる4技能および思考力・表現力・リサーチ力を養成する科目
  • コース科目 : 進路に特化した各コースの分野に関する専門知識を養成する科目
  • 全学共通教育科目 : 幅広い教養を養成するための科目

英米語学科の卒業所要単位

卒業するために必要な総単位数は124単位です。そのうち、コア必修科目40単位、各自が選択したコースのコース科目から52単位(コース指定科目含む)の修得が必要です。残りの32単位は全学共通教育科目から修得します。

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Super IES プログラム

Super IES プログラムは、英語運用能力を徹底的に鍛え、専門分野を学ぶ留学に向けた効果的な準備を行う、本学独自の英語教育プログラムです。

英米語学科のSuper IES プログラムでは、海外協定大学と協働で開発した3つのプログラムがあります。留学を想定して習熟度別に構成されています。ダブル・ディグリー留学、2カ国留学、リベラルアーツ留学などの専門科目を学ぶ留学に十分対応しうる高度な英語力とアカデミックスキルを身に付けます。英米語学科のコース科目と関連したContent-based Approachという内容中心教授法により留学中に学修する分野の基礎知識も修得します。

学修プロセス

プログラム名称 授業回数
関西外大&アラバマ大学IESプログラム 週12回(1回90分)
関西外大&アデレード大学IESプログラム 週12回(1回90分)
関西外大&ハンバー大学IESプログラム 週12回(1回90分)

協働開発する海外協定大学は、追加・変更することがあります。

時間割例

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履修モデル

1年次春学期の時間割例