教育課程とカリキュラム

英語国際学部・英語国際学科の教育課程

教育目標

実用的な英語・中国語力を核とした国際的コミュニケーション力の修得

近年、海外展開を検討している、またはすでに海外に進出しその事業を拡充する企業が増えています。 それらの企業の多くが「外国語によるコミュニケーション能⼒」を兼ね備えた人材を重要視しています ※。
英語国際学部では、このような社会背景を踏まえ、英語の運用能力の向上はもちろんのこと、中国語力の実践的・実用的な育成を重視しています。

※(社)日本経済団体連合会「産業界の求める人材像と大学教育への期待に関するアンケート結果」2011年度

3つの国際力の育成

1.異文化理解力

異なる文化や社会的背景をもつ人々と対話し、価値観や考え方の違いを超えて新しい価値観を生み出す人材を育てます。

2.国際理解力

すべての国や地域の社会経済が連動する相互に影響を与える時代であるグローバル化の時代において、政治・経済・社会に関する基礎的な知識をベースに、広く世界の動向を読み解くことができる力の修得をめざします。

3.グローバル・キャリア基礎力

英語力・中国語力を核とした言語運用力、異文化理解力、国際理解力をベースとしながら社会人として求められる積極性・チームワーク力・問題解決力などの実践的な力を身につけていきます。

-

4年間の学びとキャリアイメージ

-

カリキュラムの特徴

英語国際学部のカリキュラムには、以下のような特徴があります。

1年次:「英語力+中国語力」 言語力の集中育成

1年次ではまず、大学での学びの導入を図ります。また、英語+中国語運用能力を徹底的に身に付けることによって2年次への留学に備えます。同時に、世界の情勢や動向を理解するための科目を学びます。

2年次:各1学期間の英語留学と中国語留学に参加

1年次で培った言語運用能力をベースに、1学期間の英語留学と1学期間の中国語留学に参加します。早期の海外経験を通して、英語と中国語の「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の向上に加え、異文化に対応する力や、文化の違いを超えてさまざまな人と意思疎通できる実践的なコミュニケーション力を身に付けます。 ※留学には資格審査があり、学内成績などによっては許可されない場合があります。

※留学には、留学資格審査において所定の学力水準を充足する必要があります。

3・4年次:経済・国際関係科目も充実。実社会を見据えた学びへ

1・2年次で学修した基礎力をさらに深化させ、実社会・グローバル社会で即戦力となる力を付けます。産学連携によるPBL(Project Based Learning)という教授法を用いた「プロジェクト・セミナー」のほか、国際関係論や経営に関する授業を開講します。これらを学ぶことにより、グローバル人材としてふさわしい能力と資質の育成を図ります。

-

カリキュラムの内容

英語国際学部の人材育成目的を実現するため、以下の科目を編成しています。

専門必修科目

実用的な英語の運用能力を集中的に高め、あわせて国際的な基礎教養の修得をめざします。「AES(Advanced English Studies)プログラム」の10科目(各学期5科目:週8回)を1年次に受講します。英語の「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく総合的に学び、英語力の基盤形成を確立し、2年次の留学につなげていきます。

専門選択科目

専門必修科目で修得した英語力と国際的な教養のさらなる理解を深めます。特に、中国語など英語以外の外国語や言語に関して学ぶことにより、国際的なコミュニケーション能力の修得をめざします。また、自国文化や異文化に関する理解を深め、国際関係やビジネス関連科目なども学ぶことにより、「異文化理解力」と「国際理解力」の育成を行います。

<国際コミュニケーション科目群>

英語や中国語、母語である日本語などについて学び、幅広い言語観や言語運用能力をさらに高め、多様なコミュニケーション能力の修得を目的としています。また、様々な社会・文化を学ぶことにより、異文化理解力の育成をめざします。

<グローバル・キャリア科目群>

国際関係を中心とした、世界の情勢や動向に関して理解を深める科目の修得を通じて、国際理解力の修得をめざします。また、これらを知識として学ぶだけではなく、論理的に捉えて考える力や問題を分析する力の修得をめざします。

教養教育科目

教養教育科目は、人間や社会についての教養を深めます。グローバル人材にふさわしい汎用的な知識や能力を修得することにより、「グローバル・キャリア基礎力」を育成します。

-

履修モデル

1年次では、主に英語+中国語を学び、2年次の留学に備えます。帰国後、3・4年次には留学で培った言語力を維持向上させる科目を履修。また、経済や経営、国際関係の科目も選択して履修し、社会の仕組みについて学ぶことができます。

※履修科目は一例であり、主な科目のみ記載しています。

※最大20単位認定予定。留学による単位認定単位数は、留学先大学での成績や授業時間数を勘案のうえ決定します。

英語国際学部の特色のひとつとして、1学期間の語学留学があります。 上の履修モデルのように、「1学期間の英語留学+1学期間の中国語留学」というように合計2学期間(1学年間)の留学に行くのが通常ですが、3年次以降に、特に優秀な学生が従来からある長期留学の選考にチャレンジしたい場合などから2学期間の留学に行けない場合、1学期間の語学留学のみの参加が許可されることがあります。
※ 留学には、留学資格審査において所定の学力水準を充足する必要があります。

※ 留学には、留学資格審査において所定の学力水準を充足する必要があります。