留学に関するQ&A

毎年どれくらいの学生が関西外大のプログラムで留学していますか?

コロナ禍で一時中止していた派遣も2022年春から本格的に再開し、2022年~2023年度の派遣人数は長期留学348人、短期留学884人の合計1232人に上ります。
1232人のうち、260人が留学奨学金(フルスカラシップ)、641人が留学奨学金(スカラシップ)を受給しています。

参加できる留学プログラムは学部によって違いますか?

はい。それぞれの学部・学科がめざす人材育成の目標にそった留学プログラムが展開されています。
英語キャリア学部英語キャリア学科では、原則として3年次に1年間の専門留学がカリキュラムに組み込まれています。また、英語国際学部では、2年次から3年次にかけて参加できる1学期間の英語留学、中国語留学の他、語学力や目的に合わせて留学プログラムに申し込めます。
外国語学部、短期大学部では、英語力の向上はもちろん、幅広い教養を深めるための多彩なプログラムが用意されています。
留学奨学金が支給されるプログラムでは、選考試験や資格審査が実施され、所定の基準を満たせば奨学金(給付型)を受けながら留学することが可能です。2023年度開設予定の国際共生学部では、留学はカリキュラムに組み込まれてはいませんが、1年間のグローバルチャレンジ留学を推奨しています。

留学にはどれぐらいの費用がかかりますか?

1~3年留学の場合

1人でも多くの学生に留学の機会を与えるために、本学では派遣学生に対して手厚い留学費用のサポート「留学奨学金」を提供しています。このサポートは、返済不要(給付型)の留学奨学金で、以下の2つの種類があります。
(1)フルスカラシップ
留学先大学における学期中の授業料・住居費・食費が支給または免除されます。(本学の授業料その他納付金は留学中も納入する必要があります。)したがって、自己負担が必要な費用は、渡航費、休暇中の滞在費、教科書代、ビザ取得のための費用、海外旅行傷害保険料・留学生危機管理サービス(OSSMA)会費等となります。具体的な金額は、留学先国や為替レートなどにより異なりますが、年間約80万円~が目安となります。
(2)スカラシップ
留学先大学における学期中の授業料が支給または免除されます。(本学の授業料その他納付金は留学中も納入する必要があります。)したがって、(1)フルスカラシップの場合の費用に加えて留学先大学における住居費・食費約80万円~(アメリカへ留学する場合は約100万円~)が自己負担の費用の目安となります。

4週間~1学期の留学の場合

1学期間の留学では、スカラシップが支給されるプログラムと、全て実費のものがありますので、詳細は学部・学科別留学プログラム一覧を参照してください。
全て自己負担で参加する場合、留学先国、為替レートなどにより異なりますが、目安として1学期間の留学では、100~200万円程度、4週間のプログラムでは50~100万円程度かかります。

TOEFLとはどんな試験ですか?

TOEFLとはTest of English as a Foreign Languageの略で、英語を母語としない人の英語力を測る試験として世界中で広く活用されています。本学学内で実施しているのは、TOEFL ITP (Institutional Test Program)と呼ばれ、一般的に実施されているiBT (Internet Based Testing)とは様式等が異なります。
テストは3つのセクションからなり、それぞれListening Comprehension(約35分)、Structure and Written Expression (約25分)、Reading Comprehension (約55分)の合計約2時間となっています。TOEFLの得点は、310点から677点で表示されます。一般的に海外の大学へ入学する場合の基準点は、通常は550点以上とされています。
本学では必修TOEFL以外にも、TOEFLを学内で10回実施しており、クラス分け、留学資格審査、選考試験等の判定基準としても使われています(必修TOEFLの受験料は無料、任意のTOEFL受験料は1回3,800円 別途手数料363円が必要)。

留学選考方法について教えてください。

留学選考は、概ね以下の手順で実施されます(カリキュラムに組み込まれている留学では、留学資格審査が行われます。)

1. 申込書の提出

募集要項が掲載されたら、留学規程等も参考にしながら、申込資格や基準を満たしているかどうかを確認し、申込書を提出します。志望動機をしっかり固めておくことが大切です。

2. 学内成績・出席状況

どの留学プログラムにおいても最重要視されるのが、日頃の学修に対する取り組みなどが反映される学内成績と出席状況です。したがって入学した時から、日々の勉強に真剣に取り組むことが大切です。また、指定されたガイダンス等への出席状況も選考試験の判定対象項目となっています。

3. TOEFL

プログラムによって、求められる得点や受験回数が定められています。詳細は、Rapportにて配信中の留学の手引きを参照してください。

4. 筆記試験等

留学プログラムによっては、筆記試験、スピーキングテスト、面接などが課されます。選考試験の内容等については、各プログラムの募集要項や、留学の手引きを参照してください。

5. 留学候補生の準備教育

選考試験または留学資格審査に合格した学生は、留学候補生として所定の留学準備教育科目を受講します(1年以上の留学)。この準備教育の成績も選考試験の審査対象となります。

1年間の留学に参加して、4年間で卒業できますか?

本学のプログラムで留学した場合、留学中に履修した単位は、審査の上卒業所要単位として単位が認定(上限あり)されますので、2年次、3年次に留学を開始すれば、1年間の留学期間も含めて4年間で卒業することが可能です。
短期大学部の場合は、3年次編入学後、1年間の留学に参加し、4年間で卒業するケースがほとんどです。この場合、学部3年次編入と留学選考試験を並行して受験することが必要です。