January 14, 2010

行きつけのお店、場所

頻繁に出入りするお気に入りのお店を、『行きつけのお店』ということがあります。ただし、頻繁に出入りしているだけでは行きつけとは言わず、お店側から見て『常連客』と思われることが一つの条件のようです。客⇔店、の双方向の関係ですね。
さて、皆さんは『行きつけのお店』と聞いてどんなお店が思い浮かびますか?
私は、本来『行きつけのお店』というのは、儲け以上にお客のことを考えてくれるお店のことだと思っています。
私の場合は自動車関係ばかりですが、いずれも大変面倒見が良いお店です。多くのお店は営利を追求する(儲ける)必要があるため何かを頼んだらすんなり引き受けてくれますが、これらのお店では、何かを頼んでも、

「それをするとコストがかかるしリスクが高いから、別の方法でこんなのがあるよ。」
「そういう理由ならその部品は替えない方がいい。今のままの方が車は長持ちする」
など、コストをかけずに満足できる方法を気付かせてくれます。
しかし、時には厳しく指導され、店と客の関係が逆転しているように感じることもあります。それでもお店と良い関係でいられるのは、全て自分と車のために言ってくれている、と思えるからです。

いくつかの点において、キャリアセンターも似たようなことを行っています。例えば、特定の業界・企業に絞って就職活動をしようとしている学生に情報提供を求められても、その答えを言うだけでは終わりません。どんな理由で絞っているのかを本人の価値観にまでさかのぼり、理由次第では他の選択肢も追加検討するようアドバイスします。なぜなら、就職試験に合格するためだけではなく将来的なことを考えた上で対応しているからです。ですから、社会に出た時のことを考えて【必要】と判断すれば叱る(怒るのではなく)こともありますし、もちろん褒めることもあります。

私たちは、決して無機質なマニュアル対応はしません。個々に合ったカウンセリングをします。そして、キャリアセンターだけでなく教職員全員が、学生にとっての『行きつけの場所』でありたいと願っています。