こんにちは。
スペイン語学科三年のAYAです。現在チリカトリック大学に交換留学中です。
チリのスペイン語の速さや、ラテンアメリカの生活に慣れるのにまだまだ悪戦苦闘中ですが、留学を目指す皆さんに留学の楽しさを、スペイン語圏への留学を目指す皆さんに、スペインだけではなく南米の楽しさを知ってもらうことが出来るよう、ブログを書いていきたいです。
留学期間の抱負
スペイン語習得はもちろんのことですが、違う文化を持つ人々と共存することで視野を広げること、チリでしか出来ない、自分にしか出来ない目的を達成することです。
私が留学しているチリカトリック大学では、留学生用の科目というのは三つしかなく、その中でも言語としてのスペイン語を学ぶ科目は一つしかありません。そのため、スペイン語“を”勉強するというのではなく、スペイン語“で”勉強することになります。つまりチリ人と同じ授業を受けるのです。そのためとても苦労はしていますが、やはり外国の学生は意見、質問する回数が本当に多いこと、時には先生と一対一でやり合っている学生を見ては刺激を受けています。
私は、留学するにあたって、大学の授業とは別に二つの目的を持って来ました。一つはチリでしか出来ない卒論を完成させること、もう一つは日本語クラス、日本語教室の手伝いをすることです。
その卒論というのは、チリの歴史と政治が大きく関係してきます。そのため、一般科目を履修できるカトリック大学で、そのことを直接学べる科目を後期から履修したいと思っています。
それと私は、日本語教師になりたいと思っていた時期もあり、今でも英語ではなくスペイン語で日本語を教えることに関してとても興味を持っています。そのため、大使館で情報を頂き、日本語の授業がある大学とコンタクトをとりました。そこにボランティアで行くこと、また別の日本語教室に出入りさせて頂くことも決まりました。そこでは、お互いを必要とする人間(チリのことを学びたい日本人、日本のことを学びたいチリ人)が集まり、お互いを高めることが出来る出会いがあると思い、大学に留学して学ぶだけではなく、ここでしか出来ない貴重な体験をしたいと思っています。
海外生活を始めて最初に困ったこと
毎日いろんなことに驚いたり困ったりしてばかりですが、最も困ったのはスペイン語の速さと聞き取りにくさです。チリ人は本当に早口です。そして、チリ独自の単語や発音の仕方などで、まだまだ理解するには難しいと感じています。
旬な話を一つ。チリでは今交通機関が大混乱を起こしています。というのも、私がここサンティアゴに来る直前から、『トランサンティアゴ』というシステムが新たに導入され、以前は8000台ほどあったバスの数を5000台ほどに減らし、メトロ(地下鉄)利用者を増やし、環境汚染を抑制しようという試みが始まっているのです。しかし、この新たなシステムのおかげで、バスがなかなかやってこない、やっと来ても満員で乗車出来ない、そこで地下鉄に人が流れ込み、地下鉄でも通勤、帰宅ラッシュの時間帯は大変な混雑…という状況になっています。そしてバスに乗れなくなった市民が今度は車を使い出し、交通渋滞が起こり、結局はまたバスの本数を増やす、といったような悪循環になっています。
私が少し不安を感じているのは市民の不満です。ニュースでも時々トランサンティアゴに反対するデモが報道されることがあります。毎日バス、メトロを利用して通学している私としては、いつ巻き込まれてもおかしくないサンティアゴのこの状況には、少し困惑しています。
大学の雰囲気
チリカトリック大学は、三つのキャンパスをもつ非常に大きな大学です。私はその内の一つに通っていますが、そのキャンパスだけでも一つの町のように大きく、迷うこともしょっちゅうあります。緑が多く、車も走っています。
学生は、チリ人がかなりの率を占めますが、留学生はアメリカ人が多く、他にも中南米、ヨーロッパなど、世界各国から来ています。しかしアジア人は、日本人が二人、韓国人が数人という状況なので、よく視線を感じます。
学生は本当に勉強熱心で、日本のように授業で寝ている生徒は皆無に等しく、図書館では分厚い文献を何冊も並べ勉強している学生、授業では質問で何度も講義が中断されることにはとても驚きました。
やはり週末にはフィエスタ(パーティー)に出かける生徒が多く、課題に追われる平日とは打って変わって、朝まで飲んだり踊ったりと、オンとオフをきちんと使い分けている印象を受けました。
授業の雰囲気
本当に学生が熱心に講義を聞き、質問をし、意見を発表することに驚きました。正直、日本とは違うと思いました。発言することが、目立つ、恥ずかしい、というような意識はないので、皆とても積極的で活動的な印象を受けました。
一般科目は当然ほとんどがチリ人です。留学生がいるとすると、数人がチリ人に混じって講義を受けています。留学生用科目では、アメリカ人、オーストラリア人、韓国人など、さまざまな国からやってきています。
留学前に準備しておけばよかった!
スペイン語の勉強に関しては、単語の暗記、リスニングをしておけばよかったと何度も思いました。なぜなら、単語がわからないために会話が困難なことが何度もあるからです。ホストファミリーとご飯を食べているときでも、辞書は欠かせません。そしてスペイン語を聞いたり、映画を見たりという小さなことから毎日やっておけばよかったと思っています。
あとは、チリまたは南米に関してもっと知識をつけておけばよかったということはもちろん、日本に関しても同じことが言えます。チリ人との会話で、やはり日本についてよく聞かれます。何気なく過ぎてきてしまった日本史や日本の文化に関しては、知らないことが恥ずかしいと思い知らされることもあります。
現地に来てからが留学ではないと、つくづく感じました。早くからの準備、気持ちの持ち様が大事だと思いました。
外大を目指す受験生にひとこと!
私は、留学を夢見てこの関西外大に入学しました。そして夢を実現することが出来た今、入学して本当によかったと思っています。世界各国に提携校を持ち、さまざまな留学プログラムが外大にはあります。ライバルも多いですが、留学したいと思ったときから意識して行動すれば、きっとかなえることが出来ると思います。私は二度目のチャレンジでした。
頑張って夢を掴んでください。