五月に、所用で中国に行く夫について上海に行ってきました。大学時代オーケストラの演奏旅行でアメリカ西海岸を一ヶ月飛び回って以来の「海外旅行」です。
日本は古代、中国の文化を積極的に受け入れました。そして中国から入ってきた様々なものを日本の文化に取り込み、定着させたことはご存知でしょう。例えば、漢字を日本の言葉の表記に使いこなし、仮名を作り出しました。日本に暮らす私たちは、中国の文化と日本の文化の違いを感じ取れます。
今回、上海でいわゆる名所を少しだけ見てきました。「豫園商城」という昔有力者が建てたところです。写真を見ると屋根のそりが日本の建物と異なることが見て取れます。同じ瓦屋根でも、東大寺の大仏殿の屋根のそりは、もっと緩やかです。
人間がある形を造る時、そこにその文化の色合いがにじみ出ます。それは上海の街に林立する高層マンションを取り巻く塀の高さ(日本では見かけないくらい高い)、家々の洗濯物の干し方(窓から直角に何本も竿が突き出している)、スーパーの店先にあふれるポップ広告の色彩(……上手く表現できません)、それは、中国の文化の一端であり、上海の一部であるわけです。
2010年の上海万博に向けて工事が進む街中を、車の流れを縫いながらうろうろ。スーパーマーケットに出没してお惣菜を買ったり(美味!!)、自転車並みに走っている電気スクーター(ヘルメットは要りません。すぐ後ろまで来ていても音がしません)に度肝を抜かれたり、中国風ファーストフード店でわけの分からない物を食べてみたり(これはちょっと微妙な味)。フランス租界跡のおしゃれな一角で、ジャッキー・チェンの店を覗いたり(なかなかお高い)。で、上記のような感慨を抱いて帰ってきました。ツアーで行ったわけではないので、ほとんど名所旧跡観光をしていませんが、ある意味有意義な旅でした。