ヴェトナムでの留学生活が始まって、もうじき数ヶ月経ちます。来た当初は雨季だったヴェトナムも、最近は雨が少なくなってきました。まだ、何も自分が変わった気はしませんが、沢山の経験ができていると思います。この10ヶ月で蓄積される経験を通して成長していけたらいいなと思っています。今回は私の最初の2ヶ月の貴重な体験の話をしたいと思います。
日本にいる時、連絡の取れなかった現地の担当の方と会うため、8日月曜日に学校へ行きました。そこで、日本で既に済ませて送付したはずの入学手続や願書などが届いていないと言われました。その事実を告げられ、最初は「なんて杜撰なのだ!しかも、私のせいになっている!」とこちらの大学の対応に腹を立ててしまいました。外大に交換留学生としていて来ていたヴェトナム人の友人に手伝ってもらい、何とか事無きを得ることができ、授業を受けることになりました。
そして、授業開始日。クラスメイトは、私を含めた日本人3人、韓国人3人、中国人1人、カナダ人1人、ブラジル人1人、アメリカ人1人、オーストラリア人1人の、まさにインターナショナルなクラスでした。みんな雰囲気の良い人たちばかりで、この日もみんなで昼食に行きました。このクラスでの授業が楽しみになり、私の留学生活は順調に進んでいくのだと思っていました。
しかし、その翌朝の事。何だか、体調が優れず、目まいがしました。暑い気候のせいかなと思っていたのですが、どうも様子がおかしいです。熱を測ってみると38度ありました。その後も、どんどん上がっていきました。これは、おかしいと思い、ヴェトナム人の友人の家族の方に病院まで連れて行ってもらいました。そこで血液検査をした結果、こちらで流行病のデング熱だと診断されました。蚊が媒介して感染する病気です。その日は自宅で療養していたのですが、熱が更に上がり酷くなったので、翌日から入院することになりました。その後、なかなか体調が戻らず、結局2週間近く病院にいることになりました。デング熱にかかって、入院することになった日、高熱で脱水症状を起こしており、とてもしんどくて、辛くて悲しくて、「日本に帰りたい!」と泣いてしまいました。何故私はここにいるのか、病気をするために来たのではないのにととても切なくなりました。しかし、この経験をしたことで、私にはヴェトナムでも支えてくれる友達がいることや、日本で心配してくれる沢山の大切な人がいることも実感できました。どの国にいても、自分は1人ではない、乗り越えるのは自分自身かもしれないけれど、力を貸してくれる人・元気付けてくれる人がいるのだ、という事を強く感じることが出来ました。
自分の意思や行動に反して起こった出来事が、自分を不利な状況に陥らせる事があります。その様な状況も、取り返しの付かないことは無いし、前向きに対処していけば、いつかは軌道修正もできるのだという事を、ヴェトナムに来て学べたと思います。完璧になんでもこなそうとしてきた今までの私には、少し荒療治ではありましたが、そのことに気付くことができて良かったと思っています。