JAL ANAとタイアップ企画 「関西外大エアラインフェア2019」 に800人参加


▲約800人の学生らが参加した「エアラインフェア2019」の第1部

 「関西外大エアラインフェア2019 in collaboration with JAL & ANA」が11月30日、御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれ、航空業界をめざす学生や高校生ら約800人が参加しました。エアラインフェアは、学生が航空業界への理解を深め、将来のキャリア形成を深めることを目的に2015年11月、本学創立70周年記念事業としてスタートし5回目の開催となります。


▲JAL、ANAグループで活躍されている先輩社員たち

 谷本ホールで行われた第1部は、谷本榮子理事長のあいさつで始まりました。基調講演は、日本航空株式会社の大川順子特別理事を招いて、「輝く未来へ~私たちの役割~」をテーマに講演していただきました。続いて、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)グループ各社でパイロットや貨物、グランドハンドリングなどを務める先輩社員から仕事内容が紹介されました。第2部は、会場を教室棟に移し、先輩社員、航空業界内定者との座談会、JALの制服着用体験が行われました。

■基調講演■

▲ユーモアを交えて講演されるJAL大川順子特別理事

 大川順子特別理事による講演は、「本日は、ワンワールド アライアンスメンバー日本航空と関西外国語大学のコードシェア便をご利用くださいまして誠にありがとうございます…」と機内アナウンスさながらの語りでスタート。JALグループの概要に続き、航空会社のミッションについて、「安全性、定時性、快適性、利便性が挙げられます」と自身の経験を踏まえてそれぞれの項目を紹介されました。大川特別理事が役員就任後、客室乗務員の経験を活かして、座席ピッチ(前後幅)の改善を提案されたことや、快適性向上のためには、ハード面だけでなく、ソフト面、ヒューマン・サービスが欠かせないと強調されました。続いて、地球温暖化、プラスチックゴミ問題、食品ロスと言った社会問題について述べられたあと、JALのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを紹介。最後に、今後、OODA(O=Observe O=Orient D=Decide A=Act)の思考を持った、スピード、柔軟性、自律性を兼ね備えた人材を育成したいと話されました。

■先輩社員との座談会■

▲学生からの質問に答えるJALの客室乗務員 高橋夏季さん

 先輩社員との座談会は、航空各社、職種に分かれて行われました。JALグループは、日本航空株式会社、株式会社JALスカイ大阪、株式会社JALナビア、株式会社JALカード。ANAグループは、全日本空輸株式会社、ANA関西空港株式会社、株式会社ANA Cargo、ANAセールス株式会社で働く先輩社員の方々に参加していただきました。
 JALの客室乗務員 高橋夏季さん(外国語学部英米語学科卒。2008年入社)の教室では、「客室乗務員として普段から心がけていることは何ですか」との学生の質問に対し、「JALフィロソフィにある『一人ひとりがJAL』を心に刻み、いつ、どこで見られても恥ずかしくないように生活しています」と答えられました。また、ANA Cargoオペレーション企画部で貨物の輸送調整や危険物の取扱規程などを担当している藤岡俊介さん(外国語学部スペイン語学科卒。2008年入社)は、これまで関西空港や羽田空港で輸出入貨物の取り扱い業務に携わり、物流貨物を通じて世界の動きを感じることもあると、その魅力について語られました。





■内定者座談会■

▲学生からの質問に答える客室乗務員内定者

 内定者との座談会は客室乗務員、グランドスタッフ、グランドハンドリングなど業種ごとに分かれて行われました。在学生からの「面接ではどんなことを聞かれたか」「学生時代に一番力を入れたことは何か」などの質問を受けた内定者は「面接では、これまでに挑戦したこと、頑張ったことについて聞かれました」と返答。また、学生時代に力を入れたことは、「アルバイト」「サークル」「留学」と答えていました。


■制服着用体験■

▲制服を着て記念撮影をする学生 

 JALの制服デザインが2020年4月に一新されることもあり、最後の記念にと多くの学生が制服着用体験に参加しました。思い思いのポーズでJAL旅客機のパネルを背景に記念写真を撮っていました。外国語学部3年の奥野優里さんは、「就職活動では航空会社も視野に入れているので、参考になりました。JALの制服を着ることもでき、貴重な体験ができました」と話していました。

 
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