英語国際学部のPBLで作業服販売・たまゆらと商品開発 今月から販売

 英語国際学部の課題解決型授業(PBL)で学生と作業服販売のたまゆら(大阪府枚方市)が共同開発したアパレルのオリジナル商品が完成し、新タイプのアパレル店舗「たまゆらアスレ」(大阪市鶴見区・イオンモール鶴見緑地内)で12月15日から販売されています。北大阪商工会議所の橋渡しにより、産学連携が実現しました。

 たまゆらは、作業服販売で培ったノウハウを生かし、「普段着にプロ品質を」をコンセプトに、一般アパレルへの進出を決めました。丈夫で動きやすく、丸洗いできる「プロ品質」に加え、ファッション性や手頃な価格も考慮し、一般客をターゲットに新商品を販売するたまゆらアスレを今年9月にオープンしました。


▲販売初日に店舗を訪れた英語国際学部3年の木邨星乃さん(手前左)、小西純加さん(右)、池田奈美さん(奥)

 こうしたコンセプトに基づき共同開発した商品は「休日のおしゃれなパパ」をテーマにした3種類。「四次元アウター」(2980円)は、タブレットやICカードなどを収納できるポケット計11個をつけたアイデア商品。「リバーシブルアウター」(3980円)は色合いにこだわり、ボアジャケット風にしました。「インナーベスト」(1980円)はスーツの下に着ることもでき、小さくたためるようにしました。販売初日には18着が売れ、「まずまずの売れ行き」と評価されたということです。

 英語国際学部の学生12人が履修し、4月から始まった授業(担当=川村悟・外国語学部准教授)では、28回の授業と課外活動を通じてデザインや特徴などの議論を重ねました。7つまで絞り込んだ案を「たまゆらフェスタ」で披露し、アンケート結果をもとに最終的に3種類を商品化しました。

 秋学期の学生リーダーを務めた池田奈美さんは「最初は意見もバラバラでまとまらず、険悪な雰囲気になることもありましたが、互いに相手を認め合うようになり、アンケートに基づき改善を加えることもできました。一つのものをつくる大変さを学びました」などと話しています。
 
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