今年最後のオープンキャンパス 留学生も高校生にエール

 今年度最後の第7回オープンキャンパスが12月21日、御殿山キャンパス・グローバルタウン(以下、御殿山CG)と中宮キャンパスで行われ、950人が来場しました。2019年度のオープンキャンパス参加者は、合計2万150人(昨年度1万7620人)となりました。

◆オープニング◆
 午前11時からのオープニングは、御殿山CGの谷本ホールで行われました。大学紹介DVDを上映した後、在学生を代表して外国語学部スペイン語学科4年の菱田早紀さんがメッセージを送りました。3年次に1年間、南米のチリにイベロアメリカリベラルアーツ留学をした菱田さんは、「充実した授業と留学プログラム」に魅力を感じて本学への入学を決めたと話しました。また、スペイン語「を」学びに行くのではなく、スペイン語「で」学びに行くという目標をもって留学生活を送ったことを話しました。本学での学生生活を通じて学んだことは「人との出会いを大切にすることと、あきらめずに挑戦し続けることです」と語り、「関西外大にはたくさんのチャンスがあります。無限の可能性を信じて、ここであなただけのストーリーを描いてください」と続けました。最後に、「大学生活の秘訣を教えます。時間とチャンスを最大限に利用することです」とスペイン語でエールを送りました。


▲外国語学部スペイン語学科4年の菱田早紀さん​

◆一般入試 対策講座◆
 中宮キャンパスのマルチメディアホールでは、英語と国語の「一般入試対策講座」が行われました。2020年2月の一般入試に向けて、夕陽丘予備校の国語講師・佐々木友朗さんと英語講師・松尾充子さんが解説しました。佐々木さんは過去5年分の国語の入試問題の傾向を説明。60分という制限時間の中で現代文、国語常識、古文それぞれの時間配分について、「個人的見解ですが、まず国語常識、次に古文を解いて、最後に一番時間のかかる現代文に取り組むのが合理的と思います。みなさんも自分のベストパターンを見つけて、平常心で臨んでください」と話しました。


▲中宮キャンパスのマルチメディアホールで行われた一般入試対策講座

◆関西外大の授業体験◆
 本学独自のプログラム「Super IES プログラム」の体験授業は、両キャンパスで行われました。本学では英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ留学を推奨しており、その留学につながるのが「Super IES プログラム」です。協定を結んでいる米・豪の4大学とで協働開発したプログラムで、現地の学生と同じように英語を使った授業を受けられます。御殿山CGでは、ウェスタンオーストラリア大学のスティーヴン・レベッカ講師が、「アカデミック・ワード・リストの紹介」と題して、高校生らに説明しました。


▲「Super IES プログラム」の体験授業で、高校生に語りかけるスティーヴン・レベッカ講師​

 留学生とともに英語で専門分野を学ぶ「関西外大流グローバル人材育成プログラム」の模擬授業が行われ、多くの高校生らが参加しました。
 イクバル・アリフ教授は、「What Kind of Person Do You Want To Be?」をテーマにキャリアデザインの模擬授業を行いました。「なりたい自分になるためには、夢や目標を持つことが大切」と話し、夢や目標の見つけ方をレクチャーし、「自分の可能性を信じて、夢を応援してくれる人たちを見つけ、たくさんの時間を一緒に過ごして欲しい」とエールを送りました。


▲参加者に質問しながら模擬授業を進めるイクバル教授

 国際文化系の模擬授業は、シュルツ・ジョン准教授が担当し「Moral Dilemmas: Making Tough Choice」をテーマに思考実験で用いられる「トロッコ問題」を題材に講義しました。最後、関西外大が長年にわたり世界で活躍できるグローバルリーダーを育成してきたことに触れ、「グローバルな環境で働くと判断が難しい場面に遭遇することがあるでしょう。そんな時、哲学が一つの知識として役立つ」と締めくくりました。


▲「トロッコ問題」を用いて哲学について話すシュルツ教授



▲「短大生と話そう」イベントを企画した学生ら


▲「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」の紹介をする入居者
 
一覧を見る