英語国際学部の春学期留学生壮行会 505人に留学認定証書授与 新型肺炎拡大で中国語留学は中止

 英語国際学部の春学期留学生壮行会が2月13日、中宮キャンパスの谷本記念講堂で開かれました。対象は英語圏留学270人と中国語留学235人の1年生計505人。このうち、新型コロナウイルスの感染による肺炎拡大のため、春学期の中国語留学は中止されましたが、全員に留学認定証書が授与されました。


▲派遣生を代表して留学認定証書を受け取る中村あみさん

 壮行会には、谷本榮子理事長をはじめ、役職者や教員ら約40人が出席。学歌斉唱に続き、アメリカのスノー大学に留学する中村あみさんに谷本義高学長から代表として留学認定証書が授与されました。


▲式辞を述べる谷本義高学長(左)と祝辞を送る江平英一教授

 この後、谷本学長が式辞を述べ、中国語留学の中止に触れて「慎重に検討した結果、誠に遺憾ながら2020年春学期の中国語留学についてはすべて中止することになりました。学生のみなさまの安全と健康を最優先に考えての決定ですので、ご理解いただきますようお願いします」と理解を求めました。今後の中国語留学については2021年春学期に予定しているが予断を許さないとして、秋の中国語留学と合わせ、5月中旬までに派遣が可能かどうか検討する方針を示しました。

 続いて、英語国際学科長の江平英一教授が祝辞を述べ、中国語留学の中止に関し、「留学とは元来、予測できないことが含まれ、理不尽なことが起こりうる。みなさんには課題が与えられている。この事態をいい方向にもっていく手段を試行錯誤して考える時間になる。春学期の学習に真剣に取り組むことに期待している」と励ましました。


▲帰国生を代表し激励のことばを送る乾美紗紀さん

 帰国生を代表して4年乾美紗紀さんが自らの体験をもとに、「ネイティブに頼らず、さまざまな国からの留学生と仲良くなり、たくさんのチャレンジをしてください」と激励のことばを送りました。


▲決意表明する岩谷倫太朗さん(左)と山田ひかりさん

 派遣生を代表して、アメリカのウォータールー大学に留学する山田ひかりさんと中国の西安外国語大学に留学予定だった岩谷倫太朗さんが決意表明しました。山田さんは「目的意識をもって学んだことを日本に持ち帰ってきたい。留学を自分の成長につなげられる意味あるものにしたい」と話し、岩谷さんは「留学が中止になっても落ち込んでいられない。留学を決めたとき、さまざま困難が予想されていた。留学準備の成果を最大限に活かせることを考えたい」と述べました。


▲壮行会に出席したみなさん
 
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