世界孔子学院10周年 谷本理事長が「先進個人章」 受章


▲劉延東副首相から先進個人章を受ける谷本榮子理事長(右)

第9回世界孔子学院大会が12月7、8両日、中国・アモイで開かれた。世界孔子学院創立10周年を記念して本学の谷本榮子理事長(関西外大孔子学院理事長)が「先進個人章・孔子学院銀盾奨章」を受章。大会には世界126カ国・地域にある475の孔子学院、851の孔子課堂や中国国内の協力校から2000人を超える人々が参加した。先進個人章は世界の30人に贈られた。日本人でただ一人個人章を受けた谷本理事長は「本学孔子学院は日本と中国を結ぶ絆として努力してきました。関係者全員が受章したものと受け止めています」と話している。
 

▲世界から2000人を超える関係者が集まった世界孔子学院大会

世界の孔子学院は2004年9月27日に韓国で第1号が誕生して以来、各地に根付いてきた。中国語学習者の増加に伴い、現在では345万人が孔子学院の会員となって中国語・中国文化を学んでいる。本学孔子学院は2009年12月に開設。5周年を迎え、今年10月に本学で記念式典と講演会を開いた。
 

▲谷本理事長が受章した先進個人章と賞状

世界大会での授章式は7日に行われ、谷本理事長への先進個人章は、中国の文化・教育を統括する劉延東副首相から授与された。翌8日には、谷本理事長と孔子学院本部・許琳総幹事が会談。許総幹事は「関西外大孔子学院の活発な取り組みに感謝しています。中国と日本の懸け橋となり、日本文化や先進的な事柄を吸収させていただいています」と謝意を述べた。


▲孔子学院本部の許琳・総幹事と歓談する谷本理事長(左)
 
2日間にわたる大会では、「学長フォーラム」「院長フォーラム」が、それぞれ7会場に分かれて開催。また、本学孔子学院協力校の北京語言大学・崔希亮学長が、中国側先進協力校として表彰された。
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