就活開始まで、あと85日 全員リクルートスーツで集合 模擬面接に3人の内定者が登場 面接を学ぶ


▲本番までの日程の確認を促す森田次長(左下)

就職開始まで、あと85日――。中宮キャンパスの英語キャリアと外国語両学部の3年生への就職ガイダンスが12月6日、谷本記念講堂で開かれた。全員がリクルート姿で参集。内定が決まった4年生3人が順に登場した模擬面接を間近で見ながら、面接対策をじっくりと学んだ。
 
約500人が出席。男子はネクタイをきちんと締めるなど黒を中心にした就活本番のスタイル。はじめに中宮キャリアセンターの森田眞一次長が来年3月1日の企業の採用活動開始まで「残された時間は少ない」と改めて指摘。日程は流動的な面もあるので、情報収集や学内のガイダンスを有効に活用してほしいと呼びかけた。
 
さらにこの日は「面接」について対処法などを解説。質問されることは▽志望動機▽学生時代に一番勉強したテーマや力を入れたことなど学生生活▽自分のセールスポイントなど自分の特徴――が中心。自己分析や企業研究をしっかり準備する。また「面接は対話」なので、反応は素早く、そして論理的に。背筋は伸ばして、大きな声で明るく元気にするといった第一印象に気を配るのもポイント、とした。
 

▲内定者ひとりずつが壇上で面接を再現した(左は藤岡主任)


▲模擬面接を行う内定者の大谷君、段上さん、伊藤さん(左から)

ついで、外国語学部英米語学科の大谷安宏君(銀行業界に内定)▽英語キャリア学部の段上美由紀さん(旅行業界)▽外国語学部スペイン語学科の伊藤梓さん(生保業界)=いずれも4年=が順に登場。一人ずつ約20分間にわたりキャリアセンターの藤岡弘樹主任と模擬面接を行った。

3人はそれぞれ、質問に自身の実体験を踏まえて語った。大谷君は志望動機について、受けた銀行の収益の分野別割合にふれ、「自分は金融のプロをめざしたい。収益分野にバランスがとれているので、いろいろな経験が積めると思ったから」と事前の研究ぶりを示した。また、「相手がこういうことを知りたいのだろうなと想像をはたらかせながら答えるようにした」などと話していた。


▲黒のリクルート姿で聞き入る3年生たち
 
段上さんは、留学で外国人の中で学んでいて、意志表示の大事さを知った。帰国後、それがチャレンジ精神となり、学内でのランチタイムイベントなどへの積極的な参加につながったといい、「海外旅行に力を入れているので、私も海外支店で仕事がしたい」と面接でアピールしたという。
 
伊藤さんは、大学生活の質問で、吹奏楽部での経験から「活動の中では、相手の意見を受け入れながら、自分の意見も(慎重に)示していく傾聴力(対応力)が必要なときがあった」と答えた。また、クラブ活動以外でも留学やアルバイトも頑張ったが、3つを同時に答えるのは「時間もかかるし、印象を薄めることになる」ので、こうした時には優先順位をあらかじめ付け、絞るべき、と藤岡主任とのやり取りの中で結論づけた。


▲キャリアセンター山脇さん(壇上)の注意や連絡に耳を傾ける出席者たち

出席した3年生は、リクルートスーツになるといっそう本番が近づいてくる感覚が強まる様子で、今後の日程や各種の講座についてのキャリアセンターの山脇旭洋さんの説明に最後まで資料をチェックしていた。
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