ホームカミングデー ヤスコWildさんがシャンソンを熱唱


▲学歌を斉唱する卒業生のみなさん

2014年度のホームカミングデーが外大祭2日目の11月1日、中宮キャンパスで開かれた。会場のマルチメディアホールでは、卒業生や家族ら約400人が参加した同窓会総会に続いて、外国語学部1期生で、英米語学科を1970年に卒業したシャンソン歌手、ヤスコWildさんのシャンソン・コンサート。日本シャンソン協会正会員で、日本では「歌う詩人」として知られるヤスコWildさんは、おなじみの名曲を次々と披露し、同窓生たちを魅了した。厚生南館では懇親会があり、軽食や飲み物を囲んで同窓生たちが思い出話に花を咲かせた。また、この日は総会に先立って、4月に発足した関西支部の総会が7号館で開かれた。
 

▲同窓会名誉会長の谷本榮子理事長があいさつ

同窓会総会には、関西、中部両支部のほか中国・上海支部から支部長ら役員が出席。司会の本学FBS放送局・大森摩由さん(外国語学部英米語学科3年)が役員を紹介した後、学歌の斉唱で幕を開けた。同窓会名誉会長の谷本榮子理事長は「本学は1年後に創学70年を迎えます。卒業生は16万人を超え、地球上でネットワークを広げていることを心強く思います」とあいさつ。本学の最近の出来事として、昨年、中宮キャンパスに完成した新教室棟・7号館とキャリアセンターの移転、学研都市キャンパスに今春誕生した新学部・英語国際学部などを紹介し、「旧友との再会を喜びながら、後輩の在学生たちが工夫を凝らした外大祭、穂谷祭も心ゆくまで楽しんで、“母校の秋”を満喫してください」と語りかけた。


▲エッフェル塔の姿をバックに、ヤスコWildさんがシャンソンを熱唱


▲学生時代の思いをこめて歌い上げるヤスコWildさん

総会の議事では、阿江九美子副会長がパワーポイントを使って事業報告。「平成26年度決算報告」「平成27年度予算案」を原案通り承認した。続いて正午から、ヤスコWildさんのコンサートは、米津美香さんのピアノに合わせて、サルヴァトール・アダモの「サン・トワ・マミー」で始まった。2曲目はシャルル・アズナブールの「帰り来ぬ青春」。外大生時代の思い出もこもった歌声が、会場の同窓生と一体となって会場に響いた。スクリーンにはエッフェル塔の姿が浮かび上がり、ムードも満点。「パリの空の下」「ラ・ボエーム」を披露すると、今度はイタリア・ナポリの男を歌った「ジジラモローゾ」で、聴衆はカンツォーネの味わいも満喫した。

若いころはなかなか歌えなかったという「枯れ葉」。学生時代に駅でフランス語の先生と2人になったとき、先生が口ずさんでくれたというエピソードを紹介し、しんみりと歌い上げた。トークでは、「母校では初めてのコンサート。青春が今でも続いているようです」と語りかけ、ラストは「愛の賛歌」。アンコールに応えて、オリジナル曲の「桜島」を熱唱して締めくくった。


▲懇親会で盛り上がる吹奏楽部の先輩たち
 
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