「英語で話せたよ」外大探検隊参加の小学生と留学生が交流


▲「アメリカはいま何時ですか」「夜の8時です」

大阪・枚方市と市内の6大学でつくる「学園都市ひらかた推進協議会」が主催するイベント「子ども大学探検隊」が10月18日、中宮キャンパスのICCで行われた。市内の小学4年~6年生60人が参加して、「英語っておもしろい? 難しい? 関西外大で英語をとことん使ってみよう」をテーマに、ほぼ英語だけのやりとりでゲームや就業体験に挑戦した。


▲「お昼何食べようかな」「外大は全部おいしいよ」

教職を志望する学生と海外からの留学生の計50人が小学生をサポート。互いに英語で自己紹介する場面では、小学生の声も小さく緊張した表情だったが、風船を使ったゲームに移ると風船の飛んだ方向に笑いが起こっていた。互いに打ち解け合った後は学生の案内で外大を探検。国際交流センターでは、国際時計を見ながら留学生が「私の国のいまの時間はこれです」と、現地時間を示した時計を指さして教えていた。図書館では分厚い洋書を抱えて「重たい」。エアライン演習室では、「何で飛行機があるの」と興味津々だった。

 
▲入管「名前のスペルを教えて」「はい、どうぞ」

学生食堂で昼食を終えた小学生は班ごとに分かれ、入国審査官、CA、ツアーガイド役になり、留学生を旅行者に見立てて対応した。入国審査では「どこの国から来ましたか」「何の目的で」と尋ね、ゆっくり答える留学生の「申告」内容をメモしていた。CA役では、機内食や飲み物の注文をとったり、トラベラーには、「どこの観光地に行きたいですか」などと英語で聞いていた。


▲CA「機内食は何にしますか」「ポークをお願いします」
 
最後に参加した小学生に修了証と記念のパスポートが渡され、イベントを終えた。午前中とは見違えるほど積極的になった小学生は、自ら留学生にハイタッチを求め、別れを惜しんだ。小学生のひとりは「飛行機の教室にびっくりした。留学生の人とコミュニケーションできてよかった」と話し、アメリカからやって来たジェシー君は「子どもたちが英語を学ぼうとする様子に興奮した」。ナタリーさんは「子どもたちが話すことに頑張ろうとしている姿が見られてよかった」と笑顔を見せた。


▲旅行者「どこを観光したいですか」「USJです」
一覧を見る