学研都市キャンパスで合同企業説明会&面接会  4年生と1年以内の既卒者30人が出席


▲キャリアコンサルタントの今さん(壇上)の事前セミナーを聞く参加者たち

本学の4年生と1年以内の既卒者を対象に合同企業説明会&面接会が8月11日、学研都市キャンパスで開かれた。大阪府と大阪労働協会などが優れた中堅・中小企業をもっと接してもらおうと主催。小売、メーカー、教育・学習支援、運輸、サービスなど幅広い業種から、府外の企業も含めて16社が参加。学生ら30人が出席した。
 
初めに(株)パーソナルヴィジョン研究所の今恒男・キャリア開発事業部長(エグゼクティブコンサルタント)が「キラリと光る中小企業の見つけ方」と題して事前セミナーを行った。わが国では、中小企業が経済活動のうえで、欠かせない役割を果たしていることを強調。経営者との距離が近い▽少数精鋭が持ち味で、責任ある仕事を任される▽スペシャリストになれるなどの魅力を紹介した。
その上で、具体的にすべきこととして、勤務地や給与・報酬、専門分野、仕事と家族のバランスなど自分自身がこだわる優先順位をはっきりさせる。そして、どこまでが「OK」で、どこから「NG」かの基準を持ち、きちんと比較することが大事と助言した。
 

▲パンフレットを開き、幅広い事業の説明を行うカトープレジャーグループの担当者

このあと学生らは、企業ごとにあてがわれた各教室で、20分刻みで行われた説明会を次々に回っていた。ホテルやレストランを展開する「カトープレジャーグループ」では、プロとしてのサービスを提供するときに、マニュアルでは書けない「真心」をどう顧客に伝えていくかに気を配っていると担当者が解説していた。
 

▲冨士金属の担当者は今後の海外事業の展開をアピールした

また主に自動車用のプレス部品のメーカーである「富士金属」では、インドネシアに新工場を設立して今後海外営業にも力を入れていくと強調していた。新潟市に本社を持つホームセンター事業主体の「コメリ」も全国での店舗展開をしているが、入社からのキャリアの積み重ね方を示し、多様な道があることを訴えた。既卒者でも冬の入社が可能で、少しでも早く会社に溶け込んでもらうためだと説明した。
 
他の企業も自社のユニークな点などをアピールしていた。
 
このあと、学生らは関心のある会社の面接希望を提出して、同じ教室で面接会に臨んでいた。
 

▲ずらりと並ぶ各企業の箱に、面接会の希望者は名前を書き込んでエントリーした

4年生の女子学生は、1社の内定を受けたが、希望する職種にはならなかったとして、「なんとか語学が生かせる企業に再チャレンジをするために来ました」と話していた。また、4年生の男子学生も2社から内定をもらっているが、「その後、先輩に話を聞いたりしていて、やはりやりたい職種にこだわる気持ちになった。最後まで頑張りたい」と話していた。
 

▲大阪府商工労働部の沼舘・総括主査(壇上)も参加企業に適材発掘を訴えかけた

この学研キャンパスでの催しは3年連続。会場では、大阪労働協会のスタッフが教室ごとにつきっきりで企業と学生らの対応に当たったほか、大阪府商工労働部雇用推進室企業支援グループの沼舘豪・総括主査も各参加企業に適材発掘を呼びかけていた。学研キャリアセンターの職員もサポートしていた。
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