フラメンコ部アンダハレオが20周年記念公演 OB・OGもステージに

 フラメンコ部アンダハレオ(沖本彩伽部長=外国語学部スペイン語学科2年、35人)が創部20年を迎え、1128日、中宮キャンパスの谷本記念講堂で20周年記念公演を行った。フラメンコ部のOBとOG11人も参加し、ステージを盛り上げた。


▲速いテンポのブレリア

 公演は2部構成。第1部は、部員全員によるセビジャーナスで幕を開けた。スペイン・アンダルシア地方の春祭りの舞踊曲をもとに、しっとりとした曲調のギター伴奏と歌による静かな踊りが照明を落とした舞台で演じられ、一気に観客を引き込んだ。


▲あふれる楽しさを表現するアレグリアス

 一転して、速く激しいテンポのブレリア。息の合った手拍子が打ち鳴らされ、会場が高揚感に包まれた。あふれる楽しさを表現したアレグリアスに移ると、会場から「ボニータ」(かわいい)などのハレオ(かけ声)が飛んだ。明るく情熱的なタンゴが始まり、軽快にステップが踏みならされてクライマックスに。1部の締めくくりはロマンセ。カンテ(歌)を岡本華澄さんら3人、バイレ(踊り)を大山範子さんのいずれもOGが務め、喝采を浴びた。



▲妖艶さを漂わすティエント

 第2部は、OG、OBらによる円熟した曲や踊り8演目が披露された。いずれも関西や東海地方など西日本を中心に活動しているカンテの松木匠さんが声量のある歌声を響かせ、バイレの福島沙弓さんがしなやかなステップを見せ、観客を魅了した。ギター伴奏のトケは、フラメンコ部が交流を続けている立命館大学OBの古田尚史、中西雄一、大田雄一の3氏が担当。独特の音色を聞かせた。


▲OGによる円熟のタンゴ


▲(左から)OGのカンテ・松木匠さん、立命館大OBのギター・中西雄一さん、古田尚史さん
 

記念公演には、創部時の部員の兵庫県丹波市、会社員本庄幸太郎さんも駆けつけて、ソロで踊りを披露した。11月まで部長を務めた池中苑香さんが「先輩や先生に支えられて、20年目の公演ができました。これから30年、40年と続いて欲しい」と感謝のことばを述べた。

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