中学・高校生が困難なテーマにも見事なプレゼンテーション ICCで「プレコン1212」

 枚方市内の中学、高校生が1212日、ICCで開かれた「TEENSTEENSによるTEENSのためのプレコン1212」に参加。外大生や海外からの留学生を前に見事なプレゼンテーションを見せてくれた。

 フルーツバスケットなどのゲームで和んだ中学生14人、高校生6人にリアルなテーマを提示。5つのグループに分かれてブレーンストーミングを行った。テーマは①Refugee Issues(難民問題)②Cyber BullyingSNSでのいじめ)③Racism(人種差別問題)④Gender Equality(男女平等社会)⑤Animal Rights(動物の権利)。各教室に分かれ、外大生や留学生のアドバイスを受けてプレゼンの原稿をまとめた。「動物の権利」チームでは、「動物が自然のままに生きる権利をどう守るか」、一方で「動物園や水族館はなぜあるのか」などを話し合った。

▲「動物の権利」について話し合う中学生ら

▲「SNSでのいじめ」チームは事例をあげ、ボードに書き込んでいった

▲「人種差別問題」チームも真剣に話し合った

▲プレゼンでの役割ごとに原稿をまとめる「難民問題」チーム

▲プレゼンする「男女平等社会」チーム

 プレゼンに臨んだ生徒たちは、英語と一部日本語を交えて発表。外大生と留学生計8人が審査員を務め、▷声の大きさ、英語の発音、流暢さ▷聞き手を見て話すことができていたか▷自信をもって発表できているか―など各項目を10点満点でチェックした。審査の結果、ベストプレゼン賞には「難民問題」をテーマにしたチームが選ばれ、賞状や記念品が贈られた。

▲ベストプレゼン賞に輝いた「難民問題」チームの3人

 参加した中学2年の女子生徒は「プレゼンには苦労したが、プレゼンするときは、元気よく大きな声で発表することを学んだ」と感想を話した。また、生徒たちの作業に協力した香港大学からの留学生チャン・リー ニング君は「生徒たちのプレゼンは上手だった。深いトピックにもびっくりした。アドバイスできてよかった」と、満足そうだった。

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