外国人留学生の箏演奏会 留学生別科で学ぶ7人が名曲を披露

 外国人留学生が授業で学んでいる箏(こと)の成果を発表するKoto Concert(箏演奏)が1219日、学外からも大勢の人が集まるオープンキャンパスの日を利用して中宮キャンパスで開かれた。会場の1号館学生ラウンジに5面の箏を並べて、約4カ月の短い間に磨いた腕を7人が披露。友人たちや受験生らから大きな拍手を浴びた。

▲ 「さくら さくら」は5人が箏を、2人が歌を担当した

 

 演奏したのは、井口はる菜講師が担当している留学生別科の“Koto Basics”を履修する2クラス計17人のうち7人(うち男子1人)。授業では週2回、音楽を通して日本文化を学んでいる。演奏したのは「さくら さくら」「祗園小唄」「黒田節」で、1曲目の「さくら さくら」は5人が箏を演奏し、2人が日本語で歌った。この2人も交代で演奏し、20分ずつ3回のコンサートを無難にこなした。

▲ 2人が交代して演奏

 

 着物姿の女子学生には、ホームステイ先のお母さんが付き添って襟元や帯を直すなど、かいがいしく世話をしていた。コンサートが終わると、みんなホッとした様子で井口講師を囲んで記念撮影。ジューン・ヤンライズさん(米サラローレンス大学出身)は「少し緊張しましたが、まあまあの演奏でした。アメリカの大学に箏はないでしょうが、機会があったら帰国してからも箏を演奏してみたい」と話していた。

▲ 演奏を終え、井口はる菜講師(左から4人目)を囲んで記念撮影

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