第1回オープンキャンパスに2000人

 2016年度の第1回オープンキャンパスが424日、中宮・学研都市の両キャンパスで開かれた。晴天に恵まれ、昨年の第1回を約200人上回る約2000人が参加。学研都市キャンパスを訪れたのは422人だった。参加した高校生たちは、中宮の教室で英語やスペイン語、中国語、国際関係論などの体験授業に参加し、入試対策や留学制度説明の会場は保護者らで満席となった。初の新キャンパス説明会では、3D映像で一足早く新機軸満載の“キャンパス散歩”を楽しんだ。

▼ 約2000人が訪れた第1回オープンキャンパス


▼ 新キャンパス説明会は今回が初めて

 

 谷本記念講堂でのオープニングセレモニーでは、本学紹介のDVD、入試概要説明の後、米国オハイオ州のアクロン大学に専門留学した定廣勇磨君(英語キャリア学科4年)が「2年時秋派遣で留学し、苦労の連続でした。勇気を持って一歩踏み出すことで困難に打ち克ち、それが就職活動などにも役立っています」と、体験談を交えながら高校生たちにメッセージを送った。

▼ 高校生にメッセージを送る定廣勇磨君

 

  国際交流センター1階ラウンジでの「留学生と話そう!」のコーナーは、米国、エクアドル、ニュージーランド、カナダなど様々な国や地域の留学生から話を聞けるとあって、高校生のグループらが列を作った。留学生がガイド役を務めたキャンパスツアーも大人気。参加者の先頭に立って、キャンパス内を案内した。

▼ 楽しそうにやり取りする留学生と高校生たち
 

 「外大生スピーチ」の教室では、英語キャリア学科小学校教員コースの舩津宏佑君ら4人がスピーチに立ち、キャンパスライフなどについて話した。舩津君は「教員コースを選んだ理由は、充実した設備の整った教室で、しかも少人数制で学べること。また、小学校教員の免許だけでなく、中・高校教員の免許取得が可能なところが魅力」と話し、小学校教員コースへの受験を勧めた。

 「短大生と話そう」の教室には、100人を超える高校生や保護者が訪れ、就活中の短大2年生や学部に編入した3年生が、授業や留学などの相談に応じていた。和歌山県からやってきた高校生は「短大に入ってよかったことは」「短大の授業は忙しいイメージがある」「短大からの就職は難しいか」など矢継ぎ早に質問していた。

▼ 「外大生スピーチ」の教室では、小学校教員コースの魅力も学生が説明
 

 
▼ 観光バスで学研都市キャンパスへ。学生のガイドも好評だった
 

 学研都市キャンパスでは「就職最前線・PBL」と題して、英語国際学部のPBL(課題解決型授業)の取り組みが紹介された。鵜島三壽教授が、PBLの意義や授業の内容を説明。4年の辻寿仁弥(じゅにや)君らが枚方文化観光協会と行った活動について話し、新グッズの開発などを通じて「協調性や社会人基礎力を養えた」と強調した。
 

 英語模擬授業では、ジェイムズ・ウエブ教授が、英国の出身地や来日した時期などについて英語で自己紹介を行った後、12の簡単な疑問文を印刷したプリントを配り、参加者と一緒に読み上げ、1人ずつにあてて回答を求めた。

キャンパスツアーwith留学生では、留学生のジャニス・ホープさん(米フロリダ大出身)らが案内役を務め、図書館など各施設を見学した。大阪府和泉市から来た私立高校3年の男子生徒は「教員を志望しています。関西外大は教員に対するサポートが充実していると感じました」と話していた。

 

 「留学生と語ろう」のコーナーでは、中国、ロシア、韓国、カナダ、フランスからの留学生が机を並べて応対した。ロシア・サンクトペテルブルグ出身のエレナ・ビルチェンコさんは「どうして関西外大に入りたいのですか」「5月に帰国するので、おいしい日本の料理を食べたい。何かおすすめは」などと参加者に声をかけていた。

 
▼ 学研都市キャンパスでも「留学生と語ろう」のコーナーが大人気
 

 キャンパス内では参加者が学生から紙に書かれた英語のキーワードを聞き出し、景品をもらう「イースターイベント」の催しが行われた。キーワードを5つ集めた参加者は、第1食堂入り口で学研都市キャンパス名物の手作りパンをもらっていた。

▼ 本学孔子学院による「中国文化紹介」では、太極扇の実演も

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