初の留学生別科サマープログラム始まる   4カ国の10人が受講


▲「いち」「に」「さん」…手をたたきながら数字を覚えるゲーム 

留学生別科春学期終了後に、日本語を勉強したことのない外国人学生を受け入れる、初の留学生別科サマープログラムが6月15日から始まった。受講生はアメリカ4人、メキシコ3人、香港2人、フランス1人の計10人。夏休みを利用して7月25日まで6週間、国際交流センターの教室で日本語や日本史などを学ぶ。また、さまざまなイベントやフィールドトリップが用意されており、異文化体験を通じて、日本への理解を深めてもらう。
 
これまで5月下旬に留学生別科春学期が終わると、中宮キャンパスではキャンパス内での国際交流の機会が大きく減っていた。サマープログラムの実施によって受講生と日本人学生との交流が生まれ、この空白が埋まることが期待されている。授業開始を前にした13日には外大生も同行して、さっそく京都ツアー。14日にも地元・枚方市内をめぐるツアーがあり、留学生たちも緊張感がほぐれた様子だった。授業初日の15日には、教室で「いってきます」「いただきます」などのあいさつをみんなで声をそろえて発音。先生やTAも交え、数字を覚えるゲームをするなど、留学生たちは楽しく日本語を学んでいる。


▲「あいうえお」から始まるテキストで勉強 

座学以外に、「侍、忍者体験」「盆踊り大会」「マンガワークショップ」などを予定。寺社をめぐる京都ツアーや、祇園祭の山鉾巡行見学も盛り込むなど、地の利を生かして日本の伝統文化にたっぷり浸ることのできる時間割となっている。期間中は、中宮キャンパスの国際交流セミナーハウスで生活。ホームビジットプログラムに参加することで、日本の家庭の雰囲気を味わうこともできる。

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