教員免許状更新講習を実施 津田仁・外国語学部教授ら8人が担当

 2016年度の教員免許状更新講習が8月5日~19日、中宮キャンパス6号館(インターナショナル・コミュニケーション・センター=ICC)で開かれた。いずれも大阪府下を中心に5日の必修領域の講習に14人、6日と8日の選択必修領域に7人、17日19日の選択領域に15人の教員が参加した。


▲ICCの教室で始まった教員免許状更新講習
 

必修領域の講習は「今、ミドルリーダーに求められること」をテーマとし、小中学校教員が主な対象。5限構成で1限目を外国語学部の津田仁教授が担当した。


▲必修領域の1限目の講義を行う津田仁・外国語学部教授

 津田教授は「我が国の教育施策の動向-トランジションの観点から見る義務教育と高校教育の改革-」と題し、2020年度から小中高校で順次始まる次期学習指導要領の中間報告(中央教育審議会が81日発表)を踏まえ、新しい時代に必要となる資質や能力を育成するための教育の質の保証が求められていると指摘。そのうえで、どのように学び、どう評価するかのカリキュラム・マネジメントを充実させること、特にアクティブ・ラーニングなどで培う能力の評価方法を明確化する必要性を強調した。
 

教員免許更新制は200941日から導入された。免許状は10年間有効で更新するには2年間で30時間以上の講習が義務つけられている。講習は全国の大学・教育委員会など525か所で行われる。

 
 ほかの講師は次のみなさん。

【必修領域】

▽藤田弘之・外国語学部教授「世界の教育の動向-欧米の教育制度と日本-」

▽森田健宏・英語キャリア学部准教授「子どもの発達に関する脳科学、心理学等における最新の知見」

▽馬場勝・英語キャリア学部教授「子どもの生活の実態を踏まえた学校・学級マネジメント」

【選択必修領域】

▽新坊昌弘・英語キャリア学部教授「知識から資質能力に傾斜する学力」

【選択領域】

▽新里眞男・外国語学部教授「英語で英語の授業を行うために」

▽松宮新吾・英語キャリア学部教授「英語教員のためのTESOL講座(小中高一貫英語教育のためのスピーチ・クリニック)

▽西村孝彦・英語国際学部教授「発信型英語教育推進プログラム」 

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