中学生サマー・セミナー開催 25人が1泊2日の〝英語漬け〟体験

 大阪中学生サマー・セミナー「英語脳を作る‼ English Talent Show‼」が8月89日の12日の日程で、中宮キャンパスの6号館(インターナショナル・コミュニケーション・センター=ICC)と第2国際交流セミナーハウスを会場に開催された。大阪府下の43大学でつくる大学コンソーシアム大阪が実施する講座の一つ。中学生25人が参加し、教員を志望する本学英語キャリア学部、外国語学部の学生ら計25人の指導のもと、〝英語漬け道場〟を体験した。


▲セミナーのルールなどについて説明する松宮新吾・英語キャリア学部教授
 

 8日午前10時からICCでオープニング行事があった。英語キャリア学部の松宮新吾教授が「2日間でたくさんのことを学びます。新しく学んだことはノートに記入しましょう」と外大のノートを配り、猛暑日が続いていることから、「Heat stroke(熱中症)」の単語を紹介し、こまめな水分補給を呼びかけた。また、「これだけは守ろう」として、セミナー中は英語だけを使うこと、新しいことに挑戦すること、友達をつくること、楽しむことーーなどを挙げた。


▲学生が指導するダンスで打ち解ける中学生たち
 

 続いて、学生によるアイス・ブレイクで気分をほぐした。開催中のリオデジャネイロ・オリンピックにちなんで「Welcome to English Olympics」と題し、スポーツの要素を取り入れたダンスで手足を伸ばしたり、ターンしたり、スキップしたりして体を動かすにつれ、最初は緊張気味だった中学生たちの表情も和やかに。4グループに分かれ、音楽に合わせて英語で自己紹介し合った後、風船をパスしながら床に落とさずにバスケットに見立てたビニール袋に入れるゲームを楽しんだ。


▲「語彙」の教室で英語単語オセロゲームに挑む参加者
 

 午後は、英語の学習分野別に設けられた5つの教室をグループごとに回り、ゲームを取り入れた問題に取り組んだ。「語彙」の教室では、英単語のオセロゲームに挑戦。赤と青の2チームに分かれ、壁に張られたタテ、ヨコ5枚ずつ計25枚のカードにボールを投げて当たった1枚を選び、裏に書かれたイラストを英語で答え、正解だとカードがチームの色に変わるルール。問題は難易度によって一つ星から三つ星までランク分けされ、すらすら答えが出る問題もあれば、答えにつまる難問もあり、熱戦が繰り広げられた。


▲「発音」の教室で、発音記号を見ながら正しい発音を練習する中学生

 「発音」の教室では、発音記号を確認しながら正しい発音を練習した後、カード取りレースに挑んだ。最初のテーブルで発音記号を書いたカードを取り、次のテーブルで同じ発音を含む単語を書いたカード2枚を正しく取れば正解。最後は、カードに書かれた短文をスマートフォンの音声入力機能を使って読み込むゲーム。一度で正しく入力できず、何度か挑戦してゴールインしていた。


▲参加者全員で記念撮影
 

 2日目は、与えられた課題にグループごとに取り組んだ。学生の指導を受け、チームワークを発揮しながら課題を仕上げ、最後に参加者全員の前でプレゼンテーションした。

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