中国教育省国際局長が訪問 谷本理事長と懇談

 中国教育部(省)国際協力・交流司(局)の許濤司長(局長)ら代表団一行が926日、中宮キャンパスを訪れ、谷本榮子理事長と懇談した。許局長は、本学と研究面での交流プロジェクトを進めたいとの意向を示した。

▲谷本理事長(右手前から2人目)と懇談する許濤・中国教育部国際協力・交流局長(左手前から2人目)
 

冒頭、谷本理事長が、71年前の創立、50年前の大学開設など本学の歴史を紹介。日本の外国語大学として初めて博士課程の設置を認められたことに関し、「外国語大学で学ぶ言葉は手段で、その背景としての比較文化研究が重要と文部省(当時)に粘り強く説いた結果」と述べ、その後の博士課程重視の流れをつくったことを強調した。

▲中国の教育政策について説明する許局長(右)
 

許局長は、今後5年間で日中間の教員交流、学生交流、大学間交流を積極的に展開していく方針を説明。中国政府が進める、陸と海でアジアと欧州を結ぶ経済圏構想「一帯一路」計画に基づき、沿線各国の言葉が話せる学生を育成するだけでなく、各国の政治、経済、教育制度などの研究も推進する方針を説明し、こうした面で本学とも交流プロジェクトに取り組みたいと述べた。

▲谷本記念講堂を見学する許局長(左)

 懇談に先立ち、許局長一行は、谷本記念講堂などを見学した。


▲許局長から掛け軸を贈られた谷本理事長


 訪問した代表団は、中国教育部国際協力・交流局の許局長以下6人、在日中国大使館の胡志平公使ら2人、在大阪中国総領事館の李春生領事ら2人の計10人。本学側は、矢野義博理事・国際交流部事務部長、靳衛衛・関西外大孔子学院院長、中村俊弘・英語国際学部教授、岡澤潤次・外国語学部教授、吉田泰謙・英語国際学部准教授らが出席した。

 

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