スペイン語学科3年次編入者の増加に効果 短大部の授業外学習盛り上がる

 短期大学部でスペイン語Ⅰ・Ⅱを履修する1年生に、スペイン語への関心を高め、外国語学部スペイン語学科への3年次編入をめざしてほしい―。9月1926の両日、短大生とスペイン語圏の国々からやってきた留学生が、国際交流センターの教室に集い、授業外学習が開かれた。片言のスペイン語と日本語で互いに苦戦しながら、ゲームなどに興じた。

 参加した留学生はメキシコ、コロンビア、エクアドル、アルゼンチン、米国出身の12人。まず、5つのグループに分かれ互いに自己紹介や挨拶を交わした。交流会には、スペイン語学科の4年生も加わり、会話で立ち往生しているグループに助け船を出していた。次にスペイン語、日本語で擬音語を口に出して「何を現しているか当てよう」のゲーム。紙に描かれた動物、乗り物、楽器などから一つを選び、留学生が「チューチュー」。短大生は盛んに首を傾げていたが、「答えは電車」の返事に「え~っ」。日本では「ガタンゴトンだけど」。授業は笑いが絶えず大いに盛り上がった。
 

▲擬音語を発して「いまの音は何」の擬音当てゲーム

 米国、エクアドル2つの国籍を持つ留学生のコリーナ・ジャコマンさん(米ポートランド州立大学)は「日本の学生は恥ずかしがりやで内気な人が多い。このイベントは、リラックスしてスペイン語の勉強ができるのがいい」と参加した感想を話した。また、短大1年の石村華子さんは「スペイン語に興味が湧いた。英語とスペイン語の両方が伸ばせたらいい。スペイン語学科に編入したいと思います」と意欲的だ。

▲交流会を終え「また会おうね」と、写真を撮り合う留学生ら

一覧を見る