留学生対象の海外留学生グローバルインターンシップ 枚方市立中宮北小学校編


▲JTEの先生(左)と息もぴったりのニコルさんでした

外国人留学生を対象にした「海外留学生グローバルインターンシップ」では、総勢28人中15人(男性6人、女性9人)が小・中・高校の教育現場で就業体験しています。大阪府立四條畷高校に続いて、今回は枚方市立中宮北小学校での奮闘ぶりをお伝えします。
 
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枚方市立中宮北小学校では、米国出身の女子学生2人が子どもたちを相手に5、6年生の外国語活動(英語)で教壇に立っている。このうち、ニコルさん(米タウソン大学出身)は「子どもに英語を教えるのが好き」といい、小学校でのインターンシップに充実感を味わっているという。5年生約20人を教える外国語活動の授業では担任の教諭や日本人女性のJTE(Japanese Teacher of English)と息もぴったり。1から20まで声を出して英語で数える練習では、ニコルさんらの発声に続いて、子どもたちがその発音を真似して後に続く。映像も駆使した授業で存在感を発揮し、子どもたちを英語の世界に誘う。ニコルさんは「教えるのは難しいけど、とっても楽しい」と話している。
 
同校では、3年生の国語の授業でインターン生が日本語を勉強できるように配慮したり、給食を一緒に食べてもらったりしている。英語の絵本をみんなの前で読んでもらったこともあるといい、今堀志津校長は「子どもたちが英語や外国に、これまで以上に関心を示すようになり、活気も出てきました。家庭でも話題になるようで、保護者の方にも喜ばれています」と満足そう。こうした小学校でのインターンシップを、「異文化理解のための素晴らしい方策です」と評価している。

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