片岡修教授が研究する太平洋の巨石文化 TBS系「世界遺産」で放映 来年は奈良で写真展も 

 国際言語学部の片岡修教授が調査を手がけ、ユネスコの世界文化遺産に認定されたミクロネシア連邦・ポーンペイ島のナンマトル遺跡がTBS系列(関西ではMBS)で11月20日夕放映のテレビ番組「世界遺産」で紹介された。世界遺産登録にも関わってきた片岡教授は「来年早々、奈良市内で写真展も開きます。ぜひご来場いただき、巨石文化について理解を深めてください」と話している。

▲ ナンマトル遺跡が11月20日の「世界遺産」で紹介された(番組ホームページより)

 

 片岡教授は「ミクロネシアにおける巨石文化の成立と社会複雑化のプロセスを探る考古学的研究」の代表者として科学研究費補助金(基盤研究B)を得て、現地調査などを重ねてきた。これまで、ひらかた市民大学市民講座やFDカフェなどで、調査・研究の内容をわかりやすく紹介。一連の研究活動の成果は、同遺跡を今夏ユネスコが世界遺産に認定したことで、世界に発信された。

▲ 片岡教授は、奈良市内で開く写真展もPR

 

 研究期間は201316年度で、市民にも研究成果を知ってもらおうと、来年131日~25日、奈良市公納堂町のナラマチギャラリー2016で写真パネル展示会を開く。「世界文化遺産になった太平洋のナンマトル遺跡」と題し、入場無料。西太平洋に浮かぶ島に忽然と現れて消えていった巨石文化の写真を展示し、人類の文化について思いをめぐらせてもらおうという試みだ。

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