学研都市図書館で初の「ビブリオバトル(書評合戦)」開く

 自分が読んで面白いと思った本を持ち寄り、その本の良さを発表したのち、発表を聴く側が読みたいと思った著書名に投票する「ビブリオバトル(書評合戦)」が1122日、学研都市キャンパス図書館のラーニングコモンズで開かれた。本のあらすじ、魅力、感動した内容などを3人の学生(バトラー)が紹介した。

▲ビブリオバトルのトップバッターで発表する宮本佳明さん

▲「チャンプ本(1位)」に輝いた堀口香菜子さんの発表

▲ベーコンエピが好きという貴田花乃さんは「パンの文化史」を紹介

 ビブリオバトルは、学研図書館の学生ボランティアグループ「ライブラリーサポーター」の活動の一環として、初めて開催した。バトラーと著書名は▷英語国際学部3年・宮本佳明さん「人間失格(太宰治著)」▷同1年・堀口香菜子さん「アルケミスト(パウロ・コエーリョ著)」▷同2年・貴田花乃さん「パンの文化史(舟田詠子著)」。5分の持ち時間内に、お気に入りの本について説明。発表後にバトラーと参加者のディスカッションが行われ、「印象に残っている部分はどこか」「あなたの好きなパンは何か」などの質問に、バトラーが答えていた。

▲バトルを終え、出場者のプレゼンを講評する長谷川講師

 投票の結果、最多票の「チャンプ本」には、堀口さんの「アルケミスト」が選ばれ、図書館学術情報委員の長谷川晋講師から賞状と記念品が贈られた。長谷川講師は、バトル全体を振り返り「本を読む楽しさが伝わってきた。これからは、読書ノートをつけて本を読む癖をつけてほしい」と、講評した。

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