フラメンコ部アンダハレオ公演 クリスマス気分を演出

 フラメンコ部アンダハレオの2016年度公演が1211日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれた。テーマは「Una Casita」(ウナカシータ=小さな家)。家族のような仲の良い活動をアピールするとともに、近づいたクリスマスの曲を取り入れて情熱的な踊りを披露し、訪れた観衆と一緒に盛り上がった。

▲陽気さや滑稽さを表現したガロティンの踊り
 

公演は2部構成で、1部はスペインのクリスマスソング「ビジャンシーコ」に乗ってメンバーが入場。さまざまなメロディーやリズムを使ったクリスマス曲が歌われ、会場を一足早い聖夜の気分で包み込んだ。続いて、厳かさと陽気さを合わせもつソレア・ポルブレリア、滑稽さを醸し出すガロティン、タンゴのメロディーで重厚な歌を披露するティエントと、フラメンコの代表的な曲種が次々と演じられた。
 

 1部の後、主将の沖本彩伽さん(外国語学部スペイン語学科3年)が「アンダハレオを家族のような存在にしようと活動してきました。その成果の一つが、この公演です。『オレ』(いいぞ)と声をかけてください」とあいさつ。
 


▲明るい雰囲気をかもす春祭りの歌・踊りセビジャーナス

 2部は春祭りの歌と踊りのセビジャーナスで幕を明け、一転して明るく陽気な雰囲気が満ちた。OBOGのステージの後、4年生4人が強いアクセントとリズミカルなタンゴ・デ・マラカを一人ずつがソロで歌った後、全員で合唱。続いて、明るく躍動感あふれる曲調のアレグリアスを女性4人が歌と踊りで見せた。

▲しっとりした曲調を披露したソレア

 対照的にしっとりとした曲調のソレアがソロステージで演じられ、もの悲しいメロディーに観客が聞き入っていた。最後に、全員がステージに現れ、再び祭りの曲、セビジャーナスを楽しく歌い、踊った。
 

 ここで、いったん照明が落ち、フィナーレとなったが、プログラムにはないフィン・デ・フェスタ(終わりの祭り)が続き、ブレリアの速く、激しいリズムのステップ、一糸乱れぬ踊りが独特の高揚感をもたらし、会場はクライマックスを迎えた。

一覧を見る