学研PBL8チームが企業関係者などを前に1年間の成果をプレゼン

 英語国際学部の3年生が、この1年間取り組んできたPBL(課題解決型授業)の学内プレゼンテーションが1221日、学研都市キャンパスで行われた。8つのチームが企業、行政、施設から与えられた課題の解決に向けた提案を披露した。

▲滋賀県への訪日旅行客の拡大プランを発表するANAセールス&滋賀県チーム

 各チームの連携先と課題は▷大阪府商工労働部:若者目線で発信する中堅・中小企業の魅力。求職・求人マッチング向上策は▷天王寺動物園:インバウンド戦略を考える▷ANAセールス&滋賀県商工観光労働部:滋賀県への訪日外国人旅行客の拡大▷大阪水上バス:アジアからの訪日観光客のサンタマリア乗船満足度の向上▷枚方宿鍵屋資料館:歴史資料館の活性化と活用の可能性を考える▷コニカミノルタビジネスソリューションズ:新しいワークスタイルを考える▷JTB西日本:新しい大阪の魅力を創造する観光まちづくり▷サラヤ:「ラカント(商品名)」の魅力と展開を考える
 

 各チームは、与えられた課題の解決に向けて事前研究、調査、分析、考察をまとめた後、各企業など連携先に報告、提案。この日は、企業や行政の関係者らをキャンパスに招き、15分間のプレゼンテーションを行った。
 

 各チームの提案は次の通り。【大阪府商工労働部】学生の就活に対する意識改革、考え方を変えて幸せになろう 【天王寺動物園】外国人観光客に天王寺動物園の魅力をPRするための情報発信、イベントの企画を提案 【ANAセールス&滋賀県商工観光労働部 】チームANA:滋賀県の魅力が伝わる旅行商品を作る。チーム滋賀:滋賀県を効果的にPRする方法を提案 【大阪水上バス】大阪湾を巡る観光船「サンタマリア」の船内装飾とSNSからの情報発信についてPDCAを回す 【枚方宿鍵屋資料館】歴史・文化の魅力発信と来館者の拡大につながる企画提案 【コニカミノルタビジネスソリューションズ】過労死を繰り返さないための「ペアワーク制度」「ふるさと帰省制度」などの導入 【JTB西日本】泉佐野、堺、高槻、枚方・穂谷の4チームが各地域の観光資源の発掘と課題の分析をもとに、地域が活性化するプラン作り 【サラヤ】商品の「ラカント」の魅力や可能性を研究し、魅力の伝え方、商品アイデアや新たな訴求方法を提案する―というもの。
 

 企業関係者らからは「ここまで立派なものができるとは思わなかった」「いただいた提案は参考になった」「この経験を就職したあとも生かしてほしい」などの講評があった。

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