短大部PBLもプレゼン パナソニックセンター大阪 東大谷高校に提案

 短期大学部の1、2年生が取り組む課題解決型授業「サービスホスピタリティ特別研究H(フューチャーデザイン)」の研究成果発表会が1223日、中宮キャンパスで開かれた。学生たちは、谷本榮子理事長(短大部学長)と、授業での連携先である東大谷高校、パナソニックセンター大阪の来賓を前に、3カ月かけて練り上げた解決に向けた提案内容をプレゼンテーションした。

▲プレゼンするパナソニック1班(左上)、東大谷高校1班(右上)、パナソニック2班(左下)、東大谷高校2班(右下)

 有本昌剛教授のクラスは、東大谷高校と、森常人講師のクラスがパナソニックとそれぞれ連携。東大谷高校から「高校の魅力を伝える広報、とりわけ男子生徒を増やすための広報の仕方とは」。パナソニックは「①パナソニックセンター大阪の集客アップ対策②ショールーム作りのためのリライフストーリーを考える」という課題が与えられた。この日は、東大谷高校、パナソニックから各2チームの代表がプレゼンした。

 

 パナソニック1班は「親孝行イベントによる直接的集客と間接的集客」=20代の新社会人が55歳以上の「住宅2次取得者層」に入った親を同センターに連れて行き、親孝行をテーマにした体験型イベントに参加してもらう ▷東大谷高校1班は「男子生徒を増やすための2つの提案」=①遠方の生徒のための寮建設。入寮資格は運動クラブ所属の男子に限定②学生証とICOCAを一体化した割安運賃で沿線の生徒を増やす ▷パナソニック2班「モデルルームへのリライフストーリーの企画提案」=55歳以上をターゲットにした第2の人生設計として、屋上庭園や屋上ムービーなど、夢が詰まった家のなかで過ごせるプランを提案 ▷東大谷高校2班「高校の魅力を伝えるための広報」=①テレビコマーシャルやYouTubeで動画公開②写真を多く使った学校紹介③生徒の1日密着などを在校生が考える企画の提案。

 

 プレゼンを終え、来賓と谷本理事長から講評があった。パナソニックの荒谷誠司・企画課長は「自分の考えをしっかり持って、調べたことは自信を持って伝えることが大事。考えを共有・共感・共鳴する仲間を作ること。社会に出たら自分で課題を見つけることも大切になってくる」の3点をあげた。東大谷高校の神代一徳校長は「学校の外からどういう観点から見てもらえるのかが楽しみだった。提案は新鮮な気持ちで聞かせてもらった。男子生徒にとって部活動は大事だということが分かった」と感想を話した。

▲プレゼンを終えて講評するパナソニックの荒谷誠司・企画課長㊤と東大谷高校の神代一徳校長㊦

最後に、谷本理事長が「これだけ多くの人の前で話すことは緊張したと思うが、きちんとしたデータのもとに、自分の意見を言うことは、相手の心を打つと思う。それは社会に出ても大切なこと」と激励した。

▲最後に、全体の総括を谷本理事長が行った

一覧を見る