在学生へのキャリア支援にも貢献 本学同窓会中部支部主催の「New Year Party 2017」


▲幅広い世代が集まり親睦を深めた「New Year Party 2017」

本学同窓会中部支部主催の「New Year Party 2017」が1月28日、中部国際空港セントレアのコンフォートホテルにあるレストランで開かれ、航空業界をめざす在学生5人を含む36人が親睦を深めた。開催地の利点を生かし、空港で勤める卒業生らが「働く視点」で中部国際空港の見学ツアーを企画・実施し、在学生へのキャリア支援にも貢献した。

懇親会は午後1時、ルフトハンザドイツ航空会社 中部国際空港支配人の田中稔郎さん(1988年卒)の乾杯の音頭でスタート。「セントレアに後輩がインターンシップに来ることもあり、空港の仕事を知ることができるツアーを企画、実現することができました。これからも、私たち同窓生それぞれが、自身のキャリアを活かし、後輩のために様々なサポートをしていきましょう」とあいさつした。
 

▲「空港は関西外大で学んだことを大いに活かせる場」と話す田中さん
 

7つのグループに分かれた参加者は、関西外大の卒業生らしく外国語で乾杯しようという趣向で、グループごとに中国、アメリカ、イタリア、ブラジル、スペイン、シンガポール、ロシアで話されている言葉で乾杯した。乾杯の動画は関西外大同窓会中部支部のFacebookで公開されている。
 

▲「¡Salud!」 スペイン語で元気よく乾杯するEグループ
 

▲ANA中部空港 総務部副部長兼人事課長の武藤正志さん(右)を招待し、航空会社が求める人材など、在学生が直接話をできる機会を設けた。本学キャリアセンターの大畑年範課長(左)も同席。
 

アットホームな雰囲気の中、歓談を挟みながらビンゴゲームや外大クイズが行われ、現在の海外協定校数やオリンピックで本学の学生が活躍した種目など1問ごとに歓声が上がり、レストランは終始笑いに包まれた。
 

▲関西外大にちなんだ外大クイズでは、1問ごとに一喜一憂し歓声が上がった。
 



▲運航オペレーションセンターで、ドリームスカイ名古屋 総務部マネジャーの杉下晶美さんの説明を熱心に聞き入る参加者

懇親会に引き続き、大韓航空名古屋空港支店の岸田茂・同窓会中部支部副支部長(1978年卒)の提案により「働く視点」で企画した中部国際空港の見学ツアーに出発した。在学生全員と見学希望者を合わせた20人が参加。チェックイン・カウンター、搭乗口、日本航空の協力を得て実現した「サクララウンジ」と運航オペレーションセンター、テレビ放送局の定点観測用カメラが並ぶ「お天気カメラコーナー」など、セキュリティチェックが必要な「制限区域」や一般には入れない区域も巡り、空港を支える裏側を見学した。各所では、日本航空や中部国際空港の広報担当スタッフから直接説明を受けた。

運航オペレーションセンターでは、天気図などに基づいて運航スケジュールを管理したり、飛行機が安全飛行できるよう重心位置を変更したりする仕事を見て、24時間体制で安全運航が支えられていることを実感した。充実した内容が盛り込まれたツアーは、予定を大幅に超えた約2時間にわたった。
 

▲搭乗口で説明を聞く参加者


▲中部国際空港 広報グループの千葉貴道さんから説明を受けた。お天気カメラが設置されている屋外で見学


1981年卒の久保健吾さんは「同窓生を大いに楽しませようとする気持ちがいっぱい詰まった会でした。同窓会も含め今回参加するのは3回目ですが、次回も参加したいです」と満足そうだった。

在学生らは「懇親会で初めは緊張しましたが、先輩方が気さくに話しかけてくださって嬉しかった」と笑顔で話した。憧れの現場に触れた見学ツアーでは「飛行機が安全に運航するには、こんなに多くの方々が様々な面から支えているのだと知ることができて良かった」「CA(客室乗務員)を目ざしていますが、飛行機の運航に関わる他の仕事にも興味が広がりました」と新しい発見に目を輝かせた。
 

▲美しい夕焼けの中、離陸する飛行機に将来の夢を重ねる在学生
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