松田健・外国語学部教授がチェロ演奏会 コントラバス、ヴィオラ・ダ・ガンバとの二重奏を公演

 外国語学部・松田健教授のチェロと、日本センチュリー交響楽団のコントラバス副首席奏者、内藤謙一さんによる低弦楽器二重奏の演奏会が2月27日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれた。普段、あまり聴く機会のない低弦楽器同士のズシリと響く演奏に、約150人の聴衆から盛んな拍手が起こっていた。演奏の合間には、チェロの変遷やヴィオラ・ダ・ガンバなど楽器の説明も行われ、ネイティブ教員や留学生のために松田教授が英語でも解説した。

▲チェロを演奏する松田教授㊧とコントラバス奏者の内藤さん

演奏会は、関西外国語大学国際文化研究所が主催する公開講座・レクチャーコンサートとして開かれ、「西洋音楽における低弦楽器の歴史~チェロとベースの二重奏を中心に~」と題して、演奏だけでなく楽器の歴史や役割についても、詳細な説明があった。演奏曲はヴィヴァルディ、テレマン、バリエール、ハイドン、プレイエル、ロンベルク、マスネー、ロッシーニらが低弦楽器のために作曲した二重奏曲で、9曲演奏された。

▲クラシカル、バロック、サイレント。チェロの解説をする松田教授

▲珍しいヴィオラ・ダ・ガンバを聴衆に掲げる内藤さん

第1部では、ヴィヴァルディなどバロック音楽を演奏。松田教授はバロックチェロで演奏。内藤さんは、「脚のヴィオラ」とも言われるヴィオラ・ダ・ガンバとコントラバスを交互持ち替えて演奏。ヴィオラ・ダ・ガンバは、形はチェロに似ているが、7弦でフレットがあり、弓の形もチェロとは違いがある。第2部は、クラシカルチェロとコントラバスの競演で、ロッシーニ作曲のデュエットでは、みごとなテクニックをみせ、演奏が終わると一段と大きな拍手がわき起こった。2曲のアンコール曲を披露して、この日の演奏会を終えた。

▲休憩時間、間近でヴィオラ・ダ・ガンバの音色を確かめる人たち

▲チェロを演奏する人と談笑する松田教授

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