舞台を通して夢と希望を与えて 劇団四季の俳優で卒業生の南さんが谷本榮子理事長を表敬訪問

▲劇団四季の俳優・南圭祐さん(右)にエールを送る谷本理事長

劇団四季ディズニーミュージカル『アラジン』の東京公演に出演している本学卒業生で俳優の南圭祐さんが2月3日、本学を表敬訪問し谷本榮子理事長と懇談した。南さんが在学中に身に付けた語学力とチャレンジ精神が、質の高い作品を送り出す現在の俳優の仕事を支えていると母校への感謝を述べると、谷本理事長は「これからも多くの人に夢と希望を与え続けてください」とエールを送った。
 
▲『アラジン』の一場面。男性アンサンブルで出演する南さん(中列左から2人目)

 

谷本理事長が「卒業生が活躍してくれて何よりです」と笑顔を見せると、南さんは、IESプログラムで英語を学んだことや、セミナーハウスで半年間、留学生と一緒に暮らすルームメートプログラムに参加したこと、アメリカの大学に1年間の留学を果たしたことなど、何ごとにも積極的に取り組んだ学生時代を振り返り、「チャレンジ精神やコミュニケーション力が身に付きました」と胸を張った。
 
▲学生時代の思い出から俳優生活まで、何ごとにも積極的に取り組んできたと話す南さん

こうした力を大いに活かしているのが、現在の劇団四季の俳優という仕事。同席した劇団四季・関西営業部長は、「劇団四季の特色は、一人ひとりの俳優で観せるのではなく、舞台作品そのもので観せること」と話し「質の高い作品を作り上げるため、配役はオーディションで決まります。過去に大きな役を経験した人も条件は同じなので、俳優は、常に高みを目指して技術を向上し続けなければなりません」と説明した。

競争が厳しい環境の中、南さんは積極的にオーディションを受け、2009年から様々な作品の舞台に立ち続けている。『アラジン』東京公演では、男性アンサンブルの役を射止めた。南さんは「稽古ではアメリカから来たディズニーのスタッフと通訳を介さず直接お話させていただいたり、海外の作品の微妙なニュアンスを理解することもできました」と話した。さらに、『アラジン』の世界観を掴もうと、サハラ砂漠や“青い街・シャウエン”を訪れるモロッコへ一人旅をした時も「英語が話せるので、躊躇なく海外へ行くことができました」と自信を見せた。
 
▲『アラジン』の世界観を深めた一人旅を身振り手振りで話す

南さんの活躍ぶりを聞いた谷本理事長は、海外協定大学のネットワークを広げ、学生が互いの国で学び合える制度を作ってきたのは「語学力はもちろん、異文化を理解したりコミュニケーションしたりする力をつけることが重要だという思いがあったから。南さんがその力を、今の環境で大いに発揮されていて嬉しい」と喜んだ。
 
▲南さんの活躍に笑顔で聞き入る谷本理事長

南さんが出演する『アラジン』は、幻想的な演出を可能にする舞台装置や、細部にまでこだわった華やかな小道具など、日本公演ならではの見どころも多い作品で、東京公演は今年12月31日までの上演が決まっている。谷本理事長は「これからも、舞台を通して多くの方々に夢と希望を与え続けてください」と激励した。
 
▲12月31日まで上演される『アラジン』東京公演。熱演する南さん(左)
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