学内で航空業界説明会 ANA、JALグループほか13社が来学

航空業界の学内説明会が3月1315の両日、中宮キャンパスで行われ、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)両社のグループ会社ほか13社の採用担当者らが本学を訪れ、業務内容や客室乗務員(CA)、グランドスタッフ(GS)の採用状況などを説明した。

▲3月13日の『全日本空輸』説明会に参加した学生たち

▲3月15日の『JALスカイ』の説明を聞く学生たち
 

13日、ANAグループで参加したのは、全日本空輸、ANAウイングス、ANAエアポートサービス、ANA大阪空港、ANA関西空港、ANA中部空港、ANA成田エアポートサービス、ANA福岡空港の8社。午前中、ANAの単独説明会が大教室で行われ、約350人の学生が詰めかけた。人財戦略室客室乗員採用担当の田雑正敬さんと、2009年外国語学部英米語学科卒業で現役CAの辻本麻美さんが「ANAの考え方」などを説明した。

▲『全日本空輸』の経営理念を話す人財戦略室客室乗務員採用担当の田雑正敬さん㊧と外国語学部の卒業生でCAの辻本麻美さん
 

ANAウイングスでは、国際言語学部14年卒でCAの田中美穂子さんがCAの業務について説明。ANA関西空港は、外国語学部英米語学科10年卒で同社ダイバーシティ事業部所属の大植政哉さんが、航空会社におけるダイバーシティ事業の役割について職場説明を行った。ANA大阪空港は、国際言語学部06年卒で総務部企画課勤務の服部規幸さんと、外国語学部英米語学科15年卒でGSの大東麻衣さんが参加。説明のあと、参加学生と2人によるパネルディスカッションが開かれ、学生からの質問に答えていた。ANA福岡空港では、国際言語学部12年卒でGSの松本綾香さんが、ANAエアポートサービス(羽田)は、同学部12年卒でGSの神庭有紀さんが参加した。

▲『ANAウイングス』のサービスを説明する国際言語学部の卒業生でCAの田中美穂子さん㊨

▲『ANA大阪空港』は、国際言語学部卒業で総務部企画課勤務の服部規幸さん㊧と、外国語学部英米語学科卒業でGSの大東麻衣さんが学生の質問に答えた
 

 15日、JALグループで参加したのは、日本航空、JALスカイ、ジェイエアの3社。日本航空では、パイロット採用担当者が運航乗務職の仕事について説明。「パイロット志望の人はいますか」との問いかけに、男子学生数人が手を挙げた。パイロットは▷特別な職種ではない▷入社前に特別な知識は必要ない▷女性パイロットや女性訓練生も多く在籍する―と話し、チャレンジを勧めた。また、説明のあと、現役CAの人事部採用担当者らを囲んで座談会が開かれ、盛んに質問していた。

▲『日本航空』は説明のあと座談会を開き、学生の質問に答えていた
 

羽田・成田を拠点に旅客サービスやオペレーション業務を行うJALスカイでは、羽田事業所の国内パッセンジャーサービスの畔柳早紀子さんが「安全性、定時性、快適性、利便性の重要性」についてスピーチした。また、大阪空港(伊丹)を拠点に全国に路線を展開するジェイエアは、外国語学部スペイン語学科12年卒でCAの友岡優里香さんが「会社はアットホームな雰囲気。使用機材(航空機)が小さい機体だが、その分、お客様との距離が近く、窓から見える地上の景色も近いので、手作りの地図を配って景色の案内をしている」と話した。

▲『ジェイエア』のCA友岡優里香さんは、昨年に続き来学
 

この日はほかに、Kスカイと関西エアポートエージェンシーも参加した。関西空港、羽田空港で旅客サービスを行うKスカイでは、短大部98年卒で同社採用担当の西出由佳さんが説明。「中国機の手続きを担当したとき、荷物が便座やお米、炊飯器などさまざまで、度々重量オーバーしていた」とのエピソードを話した。この日は、外国語学部英米語学科14年卒でGSの永井麻衣子さん、同15年卒で航務業務の伊藤聡哉さんも説明に加わり、伊藤さんは「到着から1時間後には飛び立つ飛行機もあり、駐機場を決めたり、苦労は多い」と業務内容を語ってくれた。

▲『Kスカイ』では卒業生3人が揃った(左から短大部卒業で採用担当の西出由佳さん、外国語学部卒業で航務業務担当の伊藤聡哉さん、GSの永井麻衣子さん)

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