サッカービジネスを起業した本学OB、浜田満氏の公開講座

 本学イベロアメリカ研究センター主催の公開講座が6月14日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれ、「サッカービジネスほど素敵な仕事はない~たった一人で挑戦したFCバルセロナとのビジネス~」をテーマに、株式会社「Amazing Sports Lab Japan」代表取締役、浜田満氏が講演しました。学生のほか市民など計約200人が聴講しました。

 

▲学生や市民を前に講演する浜田満氏


 浜田氏は本学のスペイン語学科卒業。在学中からスペイン語、イタリア語、英語を実践的に学び、食品会社、商社、在外公館職員などを経てスポーツ関係の会社に勤めましたが、同社は入社約半年で経営破たん。人生の岐路でのチャレンジでは、語学力とサッカーへの情熱で、浜田氏が立ち上げた会社はFCバルセロナとの契約というビッグビジネスを実現しました。

 講演では、自身の異色の経歴を振り返りながら、浜田氏の見出した人生のコツを14の箇条書きにして、解説しました。

「経験からしか新たなものは生み出せない」と「自己投資がすべて。数倍になって返ってくる」では、職を転々としたり、取引先の無茶な要求に応じたりしても、若い時のあらゆる経験・体験は、自分のためになると説明。

 また、「人生はらせん階段」の意味は、「失敗しても、しばらくするとまた同じ局面が巡ってくる。そのとき、自分が同じ高さをぐるぐる回っているのか、階段の上のステージにあがっているかで対応力が変わってくる」と意味を述べました。

 最後の質疑応答で、学生から語学力をつける具体的な方法を問われ、「私の場合、映画のセリフをすべて日本語、英語で書き起こし、その後、映画を見ると、英語がよくわかりました」とコツを伝授していた。
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