最優秀賞に岩井彩華さん 短大部「知との出会い:私のブックレビュー」

 短期大学部2年生が、春休みに読んだ本の感想文を審査する書評コンクール「知との出会い 私のブックレビュー´17」の表彰式が7月19日、K.G.C.ベーシックスの全体授業で行われ、最優秀作品に岩井彩華さんの「理想の国 スウェーデン」が選ばれました。

▲岩井彩華さんに、谷本榮子理事長から最優秀賞の賞状が授与されました

 

 岩井さんは、三瓶恵子さんの著書「人を見捨てない国、スウェーデン」を読んだ感想をまとめました。「外大にいるのだから、語学だけでなく外国の諸制度についても知っておきたかったのと、世界から理想的な国と言われているスウェーデンという国をもっと知りたくて、この本を選びました」と話しています。岩井さんには、谷本榮子理事長(短大部学長)から賞状と記念品が贈られました。


▲(上から)優秀作品の4人と佳作の6人

 

谷本理事長は「文章を書くことは難しいものですが、これから皆さんが社会に出ると、文章を書くことが必要になってきます。いまからでも書く力を養ってください。書物とは、皆さんが知らないことを教えてくれるものです。夏休みは書物に接し、自分の頭で考える訓練をしましょう」と、呼びかけました。

▲「夏休みは読書をしましょう」と呼びかける谷本理事長

 

審査を担当した阿部奈南准教授は「いずれの作品も『私しか書けない書評』です。いま書いて(話して)いる言葉が、あすのあなたを造るような、そんな言葉をしっかり探してください」と講評しました。
 

 優秀作品と佳作の受賞者は次の通りです(敬称略)。

▷優秀=酒井美穂「人柄をつくる幸福」

荒井はな子「感謝と挑戦」

椨木綺音「自由に生きる権利」

松本綾乃「陽気な気持ち」

▷佳作=村中美波「損得勘定」

大重瑞希「イスラム『国』の存在と我々がすべき対策」

柏木栞「『目線』がもたらすもの」

池口珠以「自分の知らない世界」

石居佳夏「前を向くために」

中川知佳「環境デザインと子どもの成長」

 

 この日の全体授業では、高橋克実教授が「短大生活セカンドステージの総仕上げに向けて」のテーマで、夏休みの有効な過ごし方を。笠井正隆准教授が「今後のキャリアを見据えた英語学修の方法」について、英語使用者としての思いや英語学修でのモットーなどについて説明しました。また、短大部から編入した外国語学部4年の山田夏子さんが「いま何をしなければならないかを考えてほしい」と、後輩を激励しました。

▲後輩を厳しく激励する山田夏子さん

 

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