「積極性が身についた 反省点は準備不足」 英語国際学部2年生が留学体験報告会

 英語国際学部2年生が春学期の英語圏・中国語圏大学での語学留学から帰国しました。留学中の体験談を語る「帰国報告会」が8月24日、学研都市キャンパス講堂で開かれ、秋学期に2カ国目の留学を控えた学生など約450人が報告を聞きました。

 

 まず同学部長の江平英一教授が、2017年度留学状況を説明。春学期の英語圏留学派遣者数249人、中国語圏には191人。秋学期の英語圏留学予定者は268人、中国語圏は205人で計492を派遣します。このうち、384人が春秋学期ともに留学します。

▲秋学期の留学を控えた学生らを前に留学の成果、反省点を報告した濱田英里さん㊧と道場貴人君

 

 カナダ・レスブリッジ大学に留学した濱田英里さんは「先生や友人に積極的に話しかけたことで、リスニング能力と会話力は格段に上がりました。いろんな考えを持った人たちと関わることで自分の視野が広がり、柔軟な考え方ができるようになりました」と話す一方で、「留学前の学修を怠ったことで、英語が通じず話の筋を理解し合うことに時間がかかりました。具体的な分野になると、話したい単語が出てこず、自分だけ会話の流れに乗れないで、置いていかれてしまったことがありました。事前の勉強不足を痛感しました」と反省点を語りました。今後は、多くの英語試験に挑戦して高得点をめざすと言います。



▲西田透教授㊤と小島泰典教授㊦の各クラスでの報告会

 

 中国・浙江越秀外国語学院に留学した道場貴人君は「中国語の力をつけたいと思い、現地の学生に『日本の文化や魅力』を伝えることができました」と言いながらも、「コミュニケーション力は低かった」。そのわけは▷自分から話しかけない▷曖昧な返事をする▷誘われても遊びに行かなかった―ために部屋でゴロゴロする時間が増えた、といいます。「高校時代から中国語を習っていたので、きっと留学は成功すると思っていました。しかし、実際に現地で生活すると『コミュニケーション能力』の大切さを知りました」と、こちらも反省。

 

 2人の報告のあとはクラスごとに分かれ、クラスアドバイザーの教員を前に秋学期に向けての目標や決意を各自発表。報告では、「ホストファミリーとうまくいかなかった」「中国の地方の方言が分からない」などの声がありました。

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