留学生別科入学式 33か国・地域の306人で秋学期始まる

 201718年の留学生別科入学式が91日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれました。秋学期の留学生は春学期から継続する25人を含む33か国・地域の306人。94日から1215日まで、日本語や日本、アジアについて学ぶ「Asian Studies Program」を履修します。

▲マルチメディアホールで開かれた留学生別科入学式
 

 式には谷本榮子理事長ら教職員の役職者、留学生担当教員ら約50人が出席しました。混声合唱団ラベリテとともに学歌を斉唱した後、谷本義高学長が式辞を述べました。

▲式辞を述べる谷本義高学長
 

谷本学長は、緊張や分裂が見られる世界情勢について触れ、「人々や国々の間に横たわる溝を埋めることができるのは技術ではなく、人間です」と述べ、留学によって異文化理解を学ぶ重要性を訴えました。また、建学の理念にある「実学」にもとづくプログラムを通して、日本社会を単に観察するだけでなく、より深く日本社会と関わるよう励ましました。

▲祝辞を贈る大阪オーストラリア総領事館のデイビッド・ローソン総領事
 

 続いて、在大阪オーストラリア総領事館のデイビッド・ローソン総領事と駐大阪・神戸アメリカ総領事館のブルック・スペルマン広報担当領事・関西アメリカンセンター館長が祝辞を贈りました。ローソン総領事は「わたしたちは〝アジアの世紀〟にいる」と語り、アジアの競争力とアジアを理解することの意義を説き、「今は日本語の能力を磨き、日本の社会、文化、習慣について認識を深めるチャンスです」と激励しました。

大阪・神戸アメリカ総領事館のブルック・スペルマン広報担当領事・関西アメリカンセンター館長
 

スペルマン領事は将来の日米関係や日本と世界の関係がより強まり、拡大するかどうかは、双方の若者の努力にかかっているとし、「ここにいるみなさんが関西外大にいる間にそのことに努めるとともに、どうすれば、あなた方の経験が、出身国と日本・アジア地域の人と人の絆を深めることにつながるかを考えてほしい」と呼びかけました。

▲空手の型を披露する空手道部の芦原鷹哉君

▲混声合唱団ラベリテとともに「トップ・オブ・ザ・ワールド」をうたう留学生
 

 この後、空手道部の英語国際学部4年芦原鷹哉君と外国語学部英米語学科3年桐島優香さんが型を披露。最後に混声合唱団ラベリテが「トップ・オブ・ザ・ワールド」で歓迎の歌声を響かせ、留学生たちも配布された歌詞を見ながら声を出していました。

▲全員で記念撮影

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