FD講演会で清水一彦・山梨県立大理事長が講演

 公立大学法人山梨県立大学の清水一彦理事長・学長が9月8日、中宮キャンパス多目的ルームで、FD講演会を行いました。

 

▲清水理事長の講演に詰めかけた本学教職員
 

 講演で清水理事長は、自身と縁の深い同県立大や筑波大の具体的な例を引きながら、テーマの「大学教育の実質化を目指す」について、本学の教職員らにわかりやすく解説しました。

 

▲清水一彦・山梨県立大理事長・学長 

 

 清水理事長は東京教育大出身。筑波大教授、同副学長・理事を経て2015年から山梨県立大理事長・学長。この日の講演では戦後の日本の高等教育システムの流れを踏まえて大学教育問題を整理。授業中心主義、受動的学習主義、設置基準の形骸化が問題の本質にあると分析しました。その質的転換のためにはカリキュラムの厳選、教授法の改善、1単位を実質化することが必要だと強調しました。
 
講演の最後には今後の展望として、米国の大学で行われた大胆なリストラを例に、「日本にもこうした波は必ずやってくると考えた方がいい」と話していました。

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