学研都市で企業の採用担当者を前にインターンシップ事後研修会

 英語国際学部で夏期インターンシップに参加した3年生の「事後研修会」が1014日、学研都市キャンパスで開かれました。参加した学生43人が8グループに分かれ、企業8社の採用担当者を前に、インターンシップの成果や反省点を発表しました。
 

 

▲学研キャンパスに来学した企業各社の採用担当者

 

 研修会は、1部で学生各自が作成した報告書に沿って発表。▷インターンシップに参加して分かったこと▷今後に生かすこととは▷反省点やこれから参加する人へのアドバイス―などについて報告しました。「自分の実力が分かった」「新聞を読む習慣がついた」「社員の動きを見て学ぶ」「私なら、どうしてもらったら嬉しいかを考える」「仕事を待つのではなく、自分から出来ることを探す」など、成果や反省点を語っていました。
 

 

▲各テーブルで採用担当者にインターンシップの成果などを発表する学生

 

 2部の採用担当者との懇談会では、本音を聞き出そうと学生たちは積極的に質問していました。「読まれるエントリーシートとは」「敬語の正しい使い方」など尋ねていました。最後に、参加企業を代表して専門商社「日伝」の柴田泰江・人財開発課長が「発表を聞かせていただいて、みなさん、すごく積極的だなというのが感想です。きょうのように人事担当の人と話ができるのは貴重な経験だと思います。こうした機会を無駄にすることなく、入りたい企業に挑戦してください」と、エールを送っていました。
 

 

▲企業側、学生側から多くの質問が飛び交っていました

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 引き続き学研では1020日、英語国際学部の1年生対象に「キャリア開発ガイダンス」が行われました。入学して半年で、就職活動に実感が少ない1年生にキャリアセンターから「自分自身を知る大切な期間」として、1、2年生の過ごし方の重要性を説明しました。

 

このあと、内定者体験談として国際物流業界に決まった濱岡紗希さんが自身の就活を振り返りました。▷エントリーシート提出15社▷1次面接12社▷最終面接に4社▷3社から内定を受け国際物流業界に決めた―と、就活の一連の流れを話しました。1年生に対して①世の中にどんな仕事があるのかを知る②学生時代に頑張った経験をつくる③人と違うことをする④本を読む習慣をつける―ことをアドバイス。「私は、ほかの業界をあまり調べないうちに、行きたい業界を絞ってしまったことは失敗でした」として1年生には、どんな仕事があるかを知ってから、将来の選択をしてほしい」と、話しました。
 

 

▲1年生に就活の流れなどを説明する濱岡紗希さん

 

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 これより以前、英語国際学部3年生対象の「第4回就職ガイダンス」が10
12日開かれ、就活戦線を勝ち抜き採用内定を手にしたジョブサポーター3人が業界・企業研究について話しました。

 

 

▲業界研究についてインタビューに答える(左から)中川君、丹山君、水野さん

 

 答えてくれたジョブサポーターは、中川態志君(商社内定)、丹山貴光君(メーカー内定)、水野里美さん(旅行業内定)の3人。まず、「どのような方法で業界研究を行ったか。お勧めの方法は」について▷9月ごろには、金融、証券業に的を絞っていました。企業を知るために、行きたい企業に直接、電話して訪問しました。見るだけよりも直接、聞く方が頭に情報が入ります(中川君)▷先輩などそれぞれの業界に携わっている人から話を聞くのがよい(丹山君)▷旅行業務取扱管理者の資格を取得してから一気に旅行業界一本に絞りました。資格を取得するまでは、どの業界にいけばよいか決めかねていました。インターンシップに参加することもお勧め(水野さん)―。
 

 

▲ジョブサポの企業研究の方法を真剣に聞く英語国際学部の3年生

 

 内定先のほか同業他社について調べた方法は▷企業選びの軸と照らし合わせながら見ていました。また、ツーリズムの授業で旅行各社の情報を紹介いただいたので、他社の研究の役に立ちました(水野さん)▷製造するものが違えば強みもはっきりして分かるのですが、同じ製品を扱っている場合は、海外進出の状況などについてネットで調べたり、(HPの)社長の言葉を比較して強みの違いを探しました(丹山君)▷商社でも扱う製品によって強みが違うので、知りたい会社の人に直接会って聞きました(中川君)。

 

 内定先の決め手は何かについて▷学内説明会で内定先の企業の話を聞いて直感的に「ここだ」と決めました(中川君)▷具体的なプラン(海外勤務など)を提示していただき、そのプランが自分の思っていたイメージと合っていたことです(丹山君)▷内定先のインターンシップに参加して、社員の明るい雰囲気がよく、グループ作業でも気遣いがあり、好印象にひかれ決めました(水野さん)―と、それぞれ企業研究のいち押しを語っていました。

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