英語国際学部生の3年次以降の学びについて先輩がアドバイス

 2年次教育課程上の留学など、語学学修を中心に大学生活の半分が過ぎた英語国際学部の2年生に対し、3年次以降の「卒業後」を意識した就活や学修をどう乗り切ればよいか―。就職や進学などさまざまな進路が決まった4年生や卒業生から体験談を聞くガイダンスが1月27日、中宮キャンパス講堂に会場を移して開かれました。

 

 2年生にアドバイスを送ったのは、英語国際学部4年の茂呂夏子さん(航空業界内定)、杉本有希さん(他大学大学院進学)、鈴木優佳さん(テーマパーク内定)と2011年度、国際言語学部卒業で大学講師の新本庄悟さんの4人。

 
   

               ▲茂呂夏子さん                                          ▲杉本有希さん

 

 茂呂さんは、客室乗務員の内定獲得までの道のりを振り返りました。「留学後の語学力を向上させるため、資格サポートセンターを活用して、TOEIC講座や語学以外にも『サービス接遇検定』『秘書検定』など資格取得に挑戦しました。インターンシップに参加して志望動機がより具体的になりました」。杉本さんは、マレーシア留学で中東情勢に関心を持ちました。「難民の支援がしたいと、帰国後は国際関係の科目を積極的に受講。農作業などボランティアにも参加しました。大学院をめざし自主学習の時間を増やし、卒業研究を履修。他大学の研究室訪問や大学院のゼミ見学、研究計画書の作成や大学院入試対策に努めました。学ぶことに対して『受け身』ではなく『自ら行動』することが大切」。

 

   

              ▲鈴木優佳さん                                            ▲新本庄悟さん

 

鈴木さんは、春・秋学期とも北京語言大学に留学。「3年次にやってよかったことは『各種の就活イベント参加』。4年次では『企業関連の本を読む』『キャリアセンターで面接対策』『エントリーシートを少なくとも2人にチェックしてもらう』。『中国語スピーチコンテスト優勝』という目標を設定しました」。新本さんは本学卒業後、高校の英語教諭を経て大学英語講師。教養から学ぶ効果的な英語勉強法について「リスニングはオーバーラッピングを3~5回。遅らせ読みやシャドーイングも。聞くときは常に『盗む意識で』。リスニングで英語のシャワーを浴びよう。いまの自分のレベルより少しだけ難しいものにチャレンジする『i+1』を意識する。理解できない英語の聞き流しは意味がない。また、『Ted talk』『CNNBBCニュース』など英語で教養を学ぶこと」などをあげました。4人に対する質疑応答では「エントリーシートの作成法は」「ワークキャンプに参加したいがどうすればようか」「語学教材はどのようなものを選んだか」―などの質問が出ていました。

 

▲質疑応答では積極的に手が挙がっていました

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