外国語学部のPBL 食品メーカーに商品のリニューアルを提案

 外国語学部の川村悟准教授の「総合科目E」で枚方市の食品メーカー、恩地食品と提携した課題解決型授業(PBL)に取り組んだ学生たちが、商品のリニューアルを考案し、28日、同社でプレゼンテーションを行いました。課題は、同社の「天の川 紅白そうめん」をリニューアルし、枚方、交野両市が七夕発祥の地であるとの伝説をいかにPRするか。
 

 授業では、春学期にそうめんを使ったオリジナルメニューの企画・考案に取り組み、秋学期に商品のリニューアルを手がけました。学生は3、4年生6人ずつの2チームに分かれ、いずれも外国語学部英米語学科3年の古本雄也君、大野平次君がリーダーを務めました。

▲枚方市の恩地食品でプレゼンテーションする古本雄也君のチーム
 

 古本チームは、アンケートで「商品が安く見える」との傾向が出たことから、高級感を出すことにこだわり、パッケージの背景を黒地に天の川が流れているイメージにしたり、2つに割った竹筒にそうめんを収めたりする工夫をしました。

▲商品のリニューアルを提案する大野平次君のチーム
 

 大野チームは、手書き風のパッケージとして顧客をシニア層に絞ったり、スーパーやコンビニエンスストアに置かずにイベント限定の商品として市民に広めたりすることを考えました。また、関西外大に進出して学生の間で認知度を上げるアイデアを出しました。
 

 同社などの外部の審査では大野チームの評価が高く、学内審査では古本チームの評価が勝りました。古本君は「当初、乾麺にしようと思ったが、この商品の特徴は生麺であることを指摘され、依頼主の思いをくみ取ることの大切さがわかりました」といい、大野君は「売り上げの見通しができておらず、企業にとっては利益が大事であることを思い知らされました」と話していました。
 

 恩地食品は、今回の提案を受け、新商品の開発を検討するということです。

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