ロバート・L・ノディン氏に名誉博士号授与

 3月10日の学位記授与式に合わせ、米国出身の本学留学生別科OBで世界有数の保険グループの日本法人代表、ロバート・ローレンス・ノディンAIGジャパン・ホールディングス代表取締役兼最高経営責任者(CEO)に名誉学位が授与されました。ノディン氏は本学客員教授を務め、豊富なビジネス経験に基づき、学生への教育にも尽力しています。


▲壇上のノディン氏と関係者 

 名誉学位記授与式は、外国語学部英米語学科の学位記授与式の後、谷本記念講堂であり、卒業生、保護者、来賓、教員ら約1400人が出席しました。
 谷本義高学長が授与の辞を述べ、その中でノディン氏が米・ゲティスバーグ大学に在籍中の1982年、本学の留学生別科で日本語や日本文学、日本政治を学び、大変優秀な成績を修めるとともに、修了後も両校の交流に貢献したとたたえました。
 さらに、ノディン氏が大学卒業後、AIGに入社し長く実業界に身を置いてきた経歴は、「実学」を建学理念に掲げる本学の教育理念に適うとし、2017年に本学の客員教授に就任し、豊かなビジネス経験、幅広い国際体験を活かし社会が求める人材育成に貢献していることなど授与の理由を説明しました。
 AIGは、世界有数の規模をもつ保険グループで今年度の本学卒業生3人が就職内定を受け、また、留学生別科で実施しているグローバルインターンシップの派遣先にも追加されました。


▲谷本榮子理事長がノディン氏へ名誉博士の学位を授与

 名誉博士学位記が谷本榮子理事長からノディン氏に手渡された後、谷本理事長と大庭幸男・大学院外国語学研究科長が栄誉のフードをかけました。
 ノディン氏は、謝辞で「37年前、関西外国語大学へ留学生としてはじめて日本に来ました。そこでの学びがキャリアを形成する上でかけがいのないものになっています」と述べるとともに、卒業生に向かって「人生の新たなページにおいても、この大学で得たことを最大限に活かしていってください」と激励の言葉を贈りました。


▲フードを受取ったノディン氏

 



▲面談に参加した内定者たち

 これに先立ち、ノディン氏は国際交流センターでAIGへの就職内定を受けた卒業生3人、その保護者と面談しました。面談に参加した女子学生は、ノディン氏に在学中のエピソードを聞かれ、カリフォルニア大学リバーサイド校への留学など学生生活が充実していたことを伝えました。ノディン氏は、AIGの今後の展開や、この春に入社する社員をトレーニングする担当者も決まり新入社員を迎える準備が整っていると伝えました。
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