「ようこそ先輩」卒業生の現役教師が採用試験合格へのアドバイス

 本学の卒業生で現役の教師を務める4人が4月14日、中宮キャンパスICC教室で開かれた「ようこそ先輩 卒業生リレー講座」に招かれ、教師をめざす後輩30人に「教員採用試験突破の極意」を語りました。

 

▲教員採用試験突破についてアドバイスをくれた(右から)山﨑さん、平田さん、前田さん、桑島さん

 

先輩4人は大阪府立城東工科高校・山﨑雄仁さん(2014年国際言語学部卒)、大阪市立苅田南小学校・前田理沙さん(2017年英語キャリア学部卒)、大阪府立緑風冠高校・桑島悦子さん(2014年国際言語学部卒)、大阪府立佐野高校・平田愛さん(2017年外国語学部卒)。

 

 トップバッターの山﨑さんは面接対策として「教員採用試験対策スペシャル講座(サイスペ)」に参加することに尽きると話しました。「一人で面接練習するのはよくない」として、「人前で練習すれば、自分で気づかないことを友人や親が気づいてくれる」と、サイスペの効果について説明しました。小学校教師2年目の前田さんは、採用試験対策として「授業で学んだことを実践するため、(学びングキャンパスやKTAPなどで)小学生と接するボランティアを頑張りました。私は算数、理科が苦手でしたが仲間に支えられ、モチベーションを保つことができました」と話し、採用試験合格は決してゴールではないと強調しました。

 

 桑島さんは、教育力が注目されるフィンランドに1年間留学。「4年次の4月のいまごろはまだ留学していました。教育実習に参加するため5月に帰国、その2週間後には教育実習が始まりました。採用試験に向けた出足はかなり遅れていました」と話し、筆記試験対策として「教職教養や全国の過去問や解説をまとめたバイブルを自分で作りました」と、努力の足跡を披露しました。平田さんはアメリカ、フィンランドに2カ国留学し、昨年の8月卒業しました。まず勉強方法について「試験を受ける各自治体の過去問を徹底的に解く。私の大阪府の場合『生徒指導』『教育原理』『教育法規』『学習指導要領』『特別支援』は完璧にこなしました。まず、自分でどの問題を優先すべきかを決めることが大切」し、面接練習では「学生同士で行うことよりも、複数の教員の方に見ていただくことが大事」とアドバイスしました。このあと、参加者は先輩を囲んで、それぞれ具体的な質問を行っていました。

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