PBL、障害者団体・市立病院と連携し 洋菓子の販路拡大や病院のイメージ向上に取り組む

 外国語学部と英語国際学部の課題解決型授業(PBL)の2クラスが今年度春学期、それぞれ障害者団体、病院と連携し、与えられた課題の解決に取り組みました。両クラスは秋学期も継続して、具体策の立案などを行うことにしています。

▲市内のイベント会場でパッケージを工夫した商品を並べる外国語学部の履修生

 いずれも外国語学部の川村悟准教授が担当する3年次対象の授業で、外国語学部の「総合科目E」(履修者2人)と英語国際学部の「プロジェクト・セミナー」(同10人)の2クラス。外国語学部のクラスは、障害者支援団体の組織、枚方市自立支援協議会と連携し、障害者の作業所がつくるマドレーヌ(フランス発祥の焼き菓子)の販路拡大策に取り組みました。具体的には、商品のパッケージについて、どのようなデザインにすれば客に受けるかを考え、字体を見やすくしたり、中身の味がわかるようにしたり工夫。7月上旬、市内のイベントに出品し、参加者を対象にアンケートを実施して反応を調べました。

▲履修生が考案したマドレーヌのパッケージ

 履修生でいずれも英米語学科の吉本愛奈美さんと岡本瞳さんは「発案から販売まで自分たちだけで決めることが大変だとわかりました」「PR不足を感じました」などとし、秋学期に商品開発に挑むことにしています。


▲市立ひらかた病院でアンケート結果について発表する英語国際学部の履修生
 

 英語国際学部のクラスは、市立ひらかた病院と協働し、病院のイメージアップ策を考えました。同病院を含む近隣の4病院に関するイメージを比較するため、6~7月にイベント会場の来場者や関西外大職員ら268人を対象にアンケートを実施。その結果、市立ひらかた病院は、満足度ランキングで4位となるなど、芳しくないイメージの項目が多いことが判明しました。これを受け、秋学期にイメージ向上のための対策を考えることにしています。

米村有結さんら履修生は「アンケートで生の声を引き出す質問を考えたり、結果を集計したりする作業は大変でした」「外部の方と提携するグループワークは初めてで、いろいろと勉強になりました」などと感想を述べています。

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