2018年度教員免許状更新講習 本学9人の教授が講習

 教員免許状更新のために10年に一度、受講が義務となっている講習で、本学での2018年度講習が87日から18日の期間中、中宮キャンパス6号館(インターナショナル・コミュニケーション・センター、ICC)で開かれました。7日の必修領域の講習に58人、8日の選択必修領域に46人、1618日の選択領域に40人の主に大阪府内の教員が参加しました。 


▲中嶋洋一教授(右端)の講習では、参加者を生徒に見立て、アクティブ・ラーニングの模擬授業を行いました

 必修領域のテーマは「今、ミドルリーダーに求められること」。「教職」「子ども理解」「教育政策」「学校内外の連携協力」の観点から、学校組織におけるミドルリーダー、教職に求められる知識・技能の修得、今日的教育課題と方向性についての理解を深めることをめざすのが目的。本学の有本昌剛・短大学部教授▽藤田弘之・外国語学部教授▽森田健宏・英語キャリア学部教授▽津田仁・外国語学部教授―が講義を行いました。

 選択必修領域では、「知識から資質能力に傾斜する学力」をテーマに、英語キャリア学部の新坊昌弘教授、浦嶋敏之教授が講義をしました。

 選択領域では、西村孝彦・英語国際学部教授▽中嶋洋一・英語国際学部教授▽新里眞男・外国語学部教授が講習を行いました。

 17日に行われた中嶋教授の講習は、「“脳”動的な学習のすすめ」をテーマに行われました。中嶋教授は講習で、「自律的学習の反対語は依存的学習です。(依存的学習とは)言われるまで待っている、言われたことだけをする。(子どもを)自律的学習者にするには、自分で決定させねばなりません」と述べました。そして、「まずゴールを示し、何のためにやるのかを説明、意義付けし、理解させ、ゴールから逆算して準備して行くのです」と述べました。

 中嶋教授の講習では、目標と目的、StudyLearn、応用と活用―の違いなどを説明。授業へどう反映させるかや教員としての心構えなどを、富士登山、ハリー・ポッターの小説制作の裏話、尾形光琳のかきつばた図屏風の特徴など、多彩な素材を例にとって、わかりやすく解説していました。

 

 

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