PBL受講学生の提案で商品リニューアル 恩地食品のそうめん 業界紙が報道

 外国語学部の課題解決型授業(PBL、川村悟准教授)で昨年度、ゆで麺類製造・恩地食品(枚方市)と提携した学生の提案が採用され、商品のリニューアルにつながりました。両者の仲介にあたった商工団体は次なる〝成功〟に期待を寄せています。今回の取り組みは、業界紙「日本食糧新聞」で紹介されました。


▲リニューアルした商品(内側、紺色の箱入り)と元の商品を手にする大野平次さん(右)と古本雄也さん
 

 学生たちが提案したのは恩地食品の「天の川 紅白そうめん」のリニューアル。販路拡大を考えていた同社に対し、地域ブランドの振興を図る北大阪商工会議所が本学のPBLを仲立ちして実現しました。

 受講学生12人は、大野平次さんがリーダーを務めるチームと古本雄也さんをリーダーとするチームに分かれて、パッケージをプラスチックから箱にして高級感を出したり、ブランド名のフォントを筆タッチにして高齢者にも親しんでもらいやすくしたりと工夫しました。また、パッケージに関西外大のロゴ入れて本学との連携をアピールしたほか、作り方をイラスト入りで示し、成分表示を入れて品質を明示することなども提案しました。

▲リニューアル前(左)とリニューアル後の商品

 学生たちのPBLの取り組みについて日本食糧新聞は9月7日付で「恩地食品/関西外大と連携/天の川 紅白そうめんリニューアル」の見出しをつけ写真付きで記事を掲載。同そうめんが「今期生産分を完売する成功例となった」と伝え、今回の提案が販売増につながったことを紹介しました。
 記事は以下に掲載:https://news.nissyoku.co.jp/news/detail/?id=HATTORI20180903070427114&cc=01&ic=110
 
 北大阪商工会議所の幹部は、今回の事例について、学生と企業の双方にメリットをもたらす相乗効果が生まれていると評価しています。

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