第11回スペイン語教授法研究会を開催 東京外大のクララ・ミキ・コンドウ特任教授が講演・ワークショップ

 イベロアメリカ研究センター主催の「第11回スペイン語教授法研究会」が1027日、中宮キャンパスの多目的ルームで開催されました。今回は東京外国語大学特任教授のクララ・ミキ・コンドウ氏を講師に迎え、「レベル別文法:CEFR Bレベルの諸問題」と題するワークショップを実施しました。

▲講演するクララ・ミキ・コンドウ東京外大特任教授

コンドウ氏は、CEFRをもとにスペイン語教育のために編纂された『セルバンテス協会のカリキュラム・プラン』の文法目録の作成者です。本ワークショップでは、まず、A~Cの各レベルの文法は、別個に存在するものではなく、トランプカードの城のように築いていくべきものであることが示唆されました。次に、習得が困難とされるBレベルの文法事項の全体像が俯瞰的に提示され、どの点が問題で何を教えるべきかが具体例を挙げて明示されました。

▲活発な意見交換がおこなわれたスペイン語教授法研究会

 当日は本学のスペイン語教員・学生だけでなく、他大学からも参加者があり、日頃の授業での問題点を中心に活発な意見交換が行われました。

                         (外国語学部教授・和佐敦子)
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