ホーム転落の男性を救出 本学学生2人に枚方警察署から人命救助の感謝状

 駅のホームから転落した人を救助したとして、本学の学生2人に枚方警察署から感謝状を贈呈されました。

▲感謝状を贈られた大原裕貴さん(左から2人目)、吉村博貴さん(同3人目)と、服部豊・枚方署署長(右端)

 感謝状を贈られたのは、いずれも外国語学部英米語学科3年の大原裕貴さんと吉村博貴さん。枚方署などによると、2人は10月27日夜、大阪府枚方市御殿山町の京阪御殿山駅で、ホームから線路に転落した男性を発見。吉村さんがホームから男性のもとに飛び降り、大原さんが非常ベルを作動させて異常を知らせました。駆けつけた警察官と3人で男性を助け上げ、男性は救急車で病院に搬送されましたが、軽傷だったそうです。


▲服部署長から感謝状を贈られる大原さん(上)、吉村さん(下)

 吉村さんは当時を振り返って「高齢の男性がふらふらホームを歩いていて、落ちそうだと思ってとみていました。そうしたら、男性がホーム端の黄色の点字ブロックを超えたので、危ないと思ってダッシュしましたが、男性は線路に落下。ほぼ同時に私も線路に飛び降り、ホーム下の退避スペースに入ろうと思ったのですが、電車の来る様子がなかったので、みんなで男性を救助しました」と話していました。

 感謝状の贈呈式は11月8日、枚方署の署長室で行われました。贈呈を終えた後の懇談で同署の服部豊署長は、「何かが起きたとき、なかなか体がとっさに動くものではありません。若くして人の命を救おうという思いを実行できたことに、感銘を受けました」としていました。
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